両家顔合わせの支払いは誰がする? タイミングや方法の決め方 | 結婚式場の選び方

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両家顔合わせは初めて両家が正式に集まる場だからこそ、失礼のないように振る舞いたいですよね。
しかし、費用負担のルールに明確な決まりはなく、地域や家庭の考え方によってもさまざま
両家顔合わせを控えて、支払いについて不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。

「顔合わせの支払いは誰がするの?」
「両家顔合わせには、どのくらいの費用がかかるの?」
「顔合わせ後のお礼のマナーを知りたい」

本記事では、両家顔合わせにおける支払いパターンや費用相場、スマートな支払い方まで幅広く解説します。
実際の段取りやお礼の伝え方まで紹介しますので、本記事を読めば安心して当日を迎えられるはず。
支払いの不安を解消し、両家顔合わせを気持ちよく進めるための参考にしてくださいね。

両家顔合わせの支払いパターン

画像:毛氈の上で三つ指を着く親子

両家顔合わせの費用は、誰がどのように支払うかで印象も大きく変わります。
代表的な支払い方法を4つ紹介しますので、両家の考えをすり合わせる際の参考にしてください。

1.新郎新婦が支払う

結婚を自分たちの意思で進めていく姿勢を示したいときに選ばれやすいのが、新郎新婦様が支払う方法です。
両家の負担をなくしたい場合や、両家が遠慮しあって決まらない場合にも有効。

新郎新婦様が主体となり、両家へはおもてなしの気持ちを持って結婚を進めて行く意思を示す場にもなります。
ただし、予算が限られている場合は無理をせず、親と相談して一部負担をお願いする方法も。

新郎新婦様が支払う場合は、当日の支払い方法や金額の管理をおふたりでしっかり行いましょう。

 

2.両家の親で折半する

両家の親で費用を折半する方法は、両家の立場を対等にしたいときに向いており、特段のこだわりがない方向けです。
どちらかが多く負担することに遠慮がある場合にも、選ばれることが多いでしょう。

ただし、金額や支払い方法については事前にきちんと話し合っておくことが大切です。
両家の親が払ってくれる場合でも、新郎新婦様が両家の間に入って仲介するとスムーズ。

 

3.男性側が全額負担する

新郎家が新婦家を迎えるという伝統的な価値観を大切にする地域では、男性側が費用を全額負担するケースもあります。

男性側の地元で顔合わせを開催する場合にも、選ばれやすいスタイルです。
女性側が遠方から男性側の地元へと足を運ぶケースでは、女性側には交通費がかかってきます。
女性側の交通費を配慮して男性側が顔合わせの費用を全額負担することで、負担額の差を少なくできるでしょう。

 

4.女性側が全額負担する

女性側が主催するかたちで費用を全額負担するケースもあります。
新郎新婦様の居住地が女性側に近い場合に選ばれることがあり、男性側は交通費のみ負担します。

また顔合わせと略式結納を兼ねる場合は、結納のしきたりに習い女性側の地元で行い、女性側が費用を負担するという考え方も。
ただし、結納の考え方や費用負担については地域差が大きく、両家での価値観のすり合わせが必要です。

どちらか一方が全額負担するスタイルは、支払わない側に遠慮や戸惑いが生まれる可能性もあるでしょう。
配慮の気持ちを伝えつつ、相手側の反応や同意を得て柔軟に対応してください。

 

両家顔合わせの費用相場と内訳

画像:宴会の準備がされた和室

両家顔合わせにかかる費用は、全体で3万〜10万円が一般的。
顔合わせでは食事代だけでなく、個室の使用料やお車代、手土産代などがかかってきます。

さらに、結納を兼ねる場合には結納金も必要になることがあります。
ここでは主な内訳ごとに具体的な金額の目安と注意点を解説しますので、事前の予算づくりに役立ててください。

食事会の飲食代

顔合わせの費用のなかでも最も大きな割合を占めるのが、飲食代。

1人あたりのコース料理は、3,000円〜12,000円が目安です。
新郎新婦様と両家の親で6名分となり、全員で約2万円〜8万円ほどになることが多いです。
格式高い日本料理店やホテルのレストランを選ぶ場合、予算には余裕を持っておくと安心。

ドリンクを飲み放題プランにするかどうかについて検討することも忘れないでください。
顔合わせ当日にドリンクを注文する場合には、ドリンクの追加分を誰が支払うのか明確にしておきましょう。

 

個室使用料

落ち着いて話ができる空間を確保するために、個室を予約するのが一般的です。

個室の利用料は1,000円〜5,000円程度が相場
一部の店舗ではコース料金に含まれていたり、個室使用料がかからないこともあります。

予約時に個室の使用料が発生するか、事前に確認しておくとトラブル防止につながるでしょう。

 

お車代

遠方から来てもらう場合は、交通費の配慮も必要です。
「お車代」として実費または一部を包むケースが多く、5,000円〜1万円が一般的な目安

新郎新婦様が両家の親に準備をしたり、どちらかが遠方から来る場合には相手側に渡したりします。
誰が誰にいくら渡すのか、タイミング等も含めて事前に決めておくと当日慌てずに済むでしょう。

 

手土産代

両家で手土産を交換することも多く、手土産の費用も予算に含めておきましょう。
1,000円〜3,000円程度のお菓子や地元の名産品が一般的。
手土産を通してお互いの地元を知るきっかけになり、和やかな雰囲気づくりに一役買ってくれます。

どちらか一方だけしか用意してなかったという事態にならないように、手土産の有無を必ず事前に両家で相談しておきましょう。
また高価すぎると相手に気を遣わせてしまうため、あくまで気持ちを伝える品物や価格がベター。

 

結納金や支度金

両家顔合わせの場では、略式結納や儀式的な意味を込めて、結納金や支度金を用意する場合があります

結納金は、結婚に際して新郎側から新婦側へ贈る金品で、結婚の意思を示す正式な儀礼のひとつ。
支度金は、結納を行わない場合に新婦様の結婚準備を助ける目的で、新郎側から新婦側に贈られる金銭です。

相場は結納金が100万円前後、支度金は数万円〜50万円程度が一般的
地域や家庭の考え方によって異なるため、事前に両家で話し合っておきましょう。

 

衣裳代

結納を兼ねる顔合わせや、格式を重んじる会場を選んだ場合には、服装にも気を配りましょう。

新婦様が振袖や訪問着を選ぶ場合、レンタルで2万〜5万円程度が目安。
新郎様や両親もスーツや礼服を新調するケースがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

両家顔合わせでは、衣裳代も含めて予算を立てておくと安心です。

 

スマートな支払い方法

画像:電卓と支払い手段

ここからは、スマートに支払いを済ませるコツをご紹介します。
支払いのタイミングや方法をあらかじめ決めておくと、当日の進行もスムーズ。
トラブルやレジでのもたつきを避けるためには、事前の段取りが重要です。

支払いは食後に行う

会食中に立ち上がると場の雰囲気が崩れるため、支払いは食後まで待つのが望ましいでしょう。
食事を終えてデザートが提供された後に、会計を済ませるのが一般的です。

早めに支払いを済ませて落ち着きたい気持ちもあるかもしれませんが、食事の途中で追加注文がある可能性もあります。
会場スタッフに一言伝えておけば、タイミングを見計らって案内してくれるかもしれません。

 

当日は誰が支払うか事前に決めておく

支払いを巡って両家で譲り合いが起きないよう、事前のすり合わせが必須です。

誰が費用を負担するにしても、当日は代表して支払う人を1人決めておきましょう
会場スタッフが声をかけやすいように代表で支払う人を伝えておくと、スムーズに案内してくれるはず。

 

テーブルではなくレジで支払う

お会計はテーブルではなく、レジで済ませるほうが自然な流れになります
テーブルでお財布を出したやり取りは、目にも付きやすく配慮に欠ける印象を与えることも。

会場スタッフにも、事前にレジでの支払いを希望する旨を伝えておきましょう。
「お手洗いへ行ってきます」と一言添えて席を外し、立ち上がったついでにレジでの清算を済ませるとスマートです。

 

事前決済しておく

よりスムーズに進めたい場合は、会食前に事前決済を済ませておく方法もあります。
現地での支払いのやり取りが一切不要となるため、場の空気を壊す心配がありません。

店舗によっては、事前に来店せずとも電子決済やクレジットなどで前払いに対応しているところも。
予約時に確認し、可能であれば利用を検討してみてください。

 

顔合わせ後のお礼方法

画像:サンキューカードとレタリングペン

両家顔合わせ後は、感謝の気持ちをしっかり伝えることも大切です。
お礼のタイミングや方法に悩む方も多いですが、基本を押さえれば問題ありません。
顔合わせ後のお礼の方法について、ご紹介します。

お礼はいつまでに伝えるか

お礼は、両家顔合わせの当日から翌日までに伝えるのが基本です。
感謝の気持ちは、できるだけ早く言葉にしたいところ。

遅れるほど印象が薄れるため、気づいたタイミングでなるべく早く連絡を入れましょう。
当日中に難しい場合でも、翌日中には電話やメールで一言添えておくと丁寧です。

 

お礼を伝える手段

お礼の伝え方は、手紙や電話、メールやSNSなどさまざまです。
相手の親御様には、手紙のような丁寧な手段が印象良く伝わるでしょう。

ただし形式にこだわりすぎず、相手に合った伝え方を選ぶことが大切。
両家顔合わせよりも前から面識がある場合には、手紙ではなくメールなど気軽な連絡でもよいでしょう。
どの手段であっても、感謝の気持ちをきちんと伝えることを意識してください。

 

お礼状の例文

お礼状を書く場合は、翌日には発送し、1週間以内に相手の元へ届くようにしましょう。
お礼状の例文をご紹介します。

〇〇様(相手のお父様)
〇〇様(相手のお母様)
 
前略
昨日はお忙しいなか、顔合わせの席にお越しいただきありがとうございました。
両家で和やかで楽しいひとときを過ごせました。
ご両親様にお会いでき、とても嬉しく思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
草々
 
令和〇年〇月〇日
花子
 

まとめ:支払いをスマートに済ませて結婚式へ一歩踏み出そう

画像:両親と並んでいる新郎新婦

両家顔合わせの費用や支払い方法は、家庭によって考え方が異なるからこそ迷いやすいものです。

本記事では、代表的な支払いパターンや費用の内訳、支払いの段取りやお礼のマナーまで網羅して紹介しました。
両家顔合わせの支払い準備を通して、両家の価値観や考え方を知る良い機会にもなるでしょう。

お互いの価値観を尊重しながら、結婚式という新たな節目に向けた第一歩を踏み出してくださいね。

 
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