親族のみの結婚式は招待人数が少ないため、打ち合わせや準備の負担は比較的軽くなります。
しかし、式場選びや衣裳決め、食事の手配など、やるべきことは一般的な結婚式と同じ。
だからこそ親族での結婚式では、どのくらいの準備期間が必要か気になりますよね。
「結婚式のゲストの人数による準備期間の違いはどのくらい?」
「親族のみの結婚式では、いつ何を準備すればいい?」
「短時間でスムーズに親族婚を準備できるコツを知りたい」
本記事では、親族のみの結婚式にかかる平均的な準備期間やスムーズに準備を進めるコツをご紹介します。
親族での結婚式を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚式の平均的な準備期間
結婚式の準備期間は、式の規模やスタイルによって大きく異なります。
ゲストの人数が多いほど決めることや調整すべき項目が増えるため、準備期間も長くなりがち。
一方で、家族中心など少人数の結婚式なら、短期間でも十分に準備できます。
一般的な結婚式の場合
招待人数が50〜100名ほどの披露宴を含む一般的な結婚式では、半年〜1年ほどの準備期間が目安。
ゲスト数が多いと招待状の発送や席次表、引出物の準備など、人数に応じた確認や調整に時間を要するからです。
また、60名以上が入れる会場は限られるため、人気シーズンは予約が早く埋まりやすいでしょう。
希望の日程や雰囲気に合う会場を押さえるには、少なくとも半年前、理想的には1年前からの行動が安心です。
家族だけの結婚式の場合
10人程度の家族婚であれば、1〜2か月前の準備でも十分間に合うでしょう。
気心の知れた家族だけの集まりのため、招待状や席次表の作成は省略可能です。
衣裳や写真撮影など必要な部分だけを選び、シンプルに構成できるため短期間でも実現しやすいのが魅力。
ホテルやレストランなども10名程度なら貸切ではなく個室利用など柔軟に対応してもらえます。
親族のみの結婚式の場合
親族を含めた20名ほどの結婚式では、会食中心のプランを選ぶことで2〜3か月前からの準備ができます。
披露宴のように演出や進行を詰め込みすぎず、和やかな食事会スタイルにすれば、打ち合わせや準備もシンプルに。
ただし、家族以外の親族も招くため、引出物や席次などのおもてなしにはしっかり時間をかけて整えましょう。
少人数婚の場合
30〜40名規模の少人数婚では、3〜4か月前から準備を始めるのが目安です。
家族婚や親族婚に比べて人数が増える分、料理やドリンクの手配、引出物などの準備にやや時間がかかるでしょう。
60名以上の披露宴と比較すれば、人数分のペーパーアイテムや席の調整などの負担は軽い傾向にあります。
限られた人数だからこそ、ゲスト一人ひとりに丁寧なおもてなしを意識しながら、こだわりを反映しやすい規模感。
演出や進行にこだわりたい場合には、もう少し早めの6か月前から準備を始めても良いかもしれません。
少人数婚のメリット/デメリット
少人数婚には、準備期間の短さの他にも費用を抑えられるといった魅力もあります。
ただし、演出の幅や招待範囲に制限がある点には注意が必要。
ここでは、少人数ウエディングのメリット・デメリットを整理し、自分たちに合うスタイルを見つけましょう。
メリット
少人数婚の魅力は、準備の手間が比較的少なく、当日はゲストとゆっくり過ごせること。
打ち合わせや手配もシンプルになり、費用を抑えながら質の高い時間を過ごせます。
人数が少ないぶん、全員と会話ができるアットホームな雰囲気に。
華やかさより「温かさ」を重視するカップルにぴったりのスタイルです。
デメリット
少人数婚では招待範囲が限られるため、友人や職場関係を呼びづらい場合も。
招待するゲスト選びで悩んだり、招待できなかったゲストへの結婚報告の手間があるのは、少人数婚のデメリットです。
演出や装飾の選択肢が少なく、華やかさを求める人にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
また総費用は少なくなりますが、人数が少ないぶん1人あたりの単価が上がるケースもあります。
結婚式の準備スケジュール例
親族婚や少人数婚のおおよその準備期間がわかりましたが、段取りを押さえることは大切。
ここでは3か月を目安に、少人数婚の準備の流れを具体的に紹介します。
3か月前に行うこと
- 会場探し
- 日時の決定
- 衣裳合わせ
- 招待客のリストアップ
3か月前は、まず結婚式の日取りと会場を決定するところから始めましょう。
招待する親族をリストアップして、ゲストの予定を確認しましょう。
衣裳の試着もゲスト対応が忙しくなる前の、この時期に始めます。
2か月前に行うこと
- 招待状の発送
- 席次表の作成
- 料理や引出物・装花・写真などの決定
- 進行表の作成
2ヶ月前には、招待するゲストを確定し招待状の送付や座席の配置をしましょう。
引出物や料理のメニューを決め、会場の装花や写真の撮影プランなど結婚式の内容について考えるのもこの時期。
当日の演出や進行についても、考え始めましょう。
結婚式に関わる全ての内容をざっくりと整理しておくことで、方向性が決まってきます。
1か月前に行うこと
- ゲストの出欠の確定
- 司会者打ち合わせ
- ヘアメイクリハーサル
1ヶ月前は、ゲストの出欠の返事を元に、結婚式の内容やスケジュールを細かく確認するタイミングです。
司会者やスタッフと最終打ち合わせを行いましょう。
衣裳や小物、ヘアメイクのリハーサルも1ヶ月前ごろに。
結婚式1ヶ月前はざっくり決めた内容の最終確認を進め、ゲストの人数に合わせて料理の数量などを確定させていきます。
短期間で結婚式を実現するコツ
限られた時間の中で効率的に準備を進めるためのコツを紹介します。
焦らず、一つひとつを丁寧に進めていきましょう。
テーマを決めておく
短期間で準備を進めるには、結婚式のテーマを明確に決めましょう。
「ナチュラル」「アットホーム」「感謝を伝える」など、軸があると全体の統一感が生まれます。
テーマが定まると、装飾・演出・衣装選びなどの方向性も自然と決まってくるでしょう。
打ち合わせもスムーズに進み、短期間でも満足度の高い式を実現できます。
こだわるポイントを絞る
すべてを完璧にしようとすると、限られた期間では時間が足りなくなります。
大切なのは、おふたりが特にこだわりたい部分を明確にすることです。
たとえば「衣裳」「料理」など優先順位をつけ、こだわりポイントは時間をかけてでも準備すると満足度も高まるでしょう。
結婚式の認識を合わせておく
新郎新婦様で「どんな結婚式にしたいか」を最初に話し合いましょう。
お互いの理想を共有せずに進めると、途中で意見が食い違うこともあります。
さらに、両家の親の意向も早めに確認しておくと安心。
最初に方向性をすり合わせておけば、判断に迷う場面でもスムーズに決められます。
手作りアイテムは最小限に
手作りは温かみがあり魅力的ですが、時間がかかる点には注意が必要です。
短期間での準備では、無理をせず最小限にとどめるのが賢明でしょう。
たとえば、ウェルカムボードや席札など一部だけを手作りするのもおすすめです。
簡単に購入できるアイテムやレンタルを活用して、無理のないスケジュールで進めましょう。
プロにサポートを依頼する
限られた期間で理想の結婚式を実現するには、プロのサポートが欠かせません。
特に家族婚や親族婚など少人数では、新郎新婦様だけで準備できるかもと動き出してみたら戸惑うことも。
プランナーに頼ることで、調べたり迷ったりする時間を軽減できて、プロの目線で良い結婚式を作るサポートをしてもらえます。
ウエディングアイテムに関しても、手作りするものとプロに依頼するものを使い分けましょう。
まとめ:家族婚なら準備期間が短くても大丈夫
親族のみの結婚式は、ゲスト人数が限られる分、準備期間を短縮しやすいスタイルです。
会場選びや衣裳、料理などの優先順位を明確にすれば、3~4か月以内でも十分実現できるでしょう。
本記事では、親族のみの結婚式の準備期間について、具体的なスケジュールをご紹介しました。
大切なのは、準備期間を短くできる部分と、時間をかけてでもこだわりたい部分を見極めることです。
短い期間でも、メリハリのある準備で心に残る温かな1日を叶えられるでしょう。