60人規模の結婚式は親族と友人のバランスが取りやすく、程よい賑わいを感じられる人気の人数帯。
同じくらいの規模での結婚式を検討している方も多いでしょう。
一方で「総額はいくらかかる?」「ご祝儀を差し引いた自己負担額は?」と、費用面に不安を感じる方も少なくありません。
見積もりを見てから慌てないためにも、あらかじめ相場を把握しておくと安心です。
そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、60人規模の結婚式にかかる費用相場や自己負担額の目安を詳しく解説します。
節約のコツや成功させるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、予算と満足度のバランスが取れた結婚式を叶えるヒントが見つかるでしょう。
60人規模の結婚式の雰囲気

60人規模の結婚式は、ゲストとの距離感を大切にしながら適度な華やかさを演出できる人数帯です。
大人数すぎないため、ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを直接伝えやすいのが魅力といえるでしょう。
フォーマルさとアットホーム感の両方を叶えて、丁寧なおもてなしをしたいカップルに向いています。
また、専門式場やゲストハウス、ホテルやレストランなど会場の選択肢が幅広い点もメリット。
ただし、会場が広すぎると間延びした印象になりやすいため、人数に合った空間選びが大切です。
60人規模の結婚式にかかる費用相場

結婚式の費用は人数で比例する項目が多く、ゲスト数によって総額が大きく変わります。
自己負担額の目安や金額が適正かどうか判断するためには、費用の内訳も把握しておくことが大切です。
ここでは総額・自己負担・内訳の3つに分けて、60人規模の結婚式にかかる費用感を具体的に見ていきましょう。
結婚式の総額目安
60人規模の結婚式の総額は、300万〜350万円程度が一般的な目安とされています。
会場の立地、料理や衣装のグレードによって金額は前後しますが、平均的な内容であれば目安の範囲に収まるケースが多いでしょう。
特に全体の費用に占める割合が高くなりやすい項目は、料理・ドリンク・引出物などのゲスト人数に比例して増える部分です。
また、装花や演出にこだわると総額が膨らみやすいので、どこに予算をかけるかを事前に整理しておくことが重要になります。
自己負担額の目安
60人規模の結婚式のご祝儀総額は、約180万〜200万円前後が一般的な目安です。
総額が300万〜350万円での自己負担額は、ご祝儀を差し引いた100万〜150万円程度になるケースが多いでしょう。
ただし、ご祝儀額はゲスト構成によって変わる点も押さえておくことが大切です。
親族が多い場合はご祝儀総額が増えやすく、友人中心の場合は自己負担がやや高くなる傾向があります。
自己負担がいくらまでなら許容できるかを事前に決めておくと、予算オーバーによる後悔を防ぎやすいでしょう。
結婚式の費用内訳
結婚式の費用を把握するためには、総額だけでなく項目別にいくらかかっているのかを知っておくことも大切です。
見積もりには人数に比例して増える項目と、人数に関係なく発生する項目が混在しています。
項目別に内容を確認することで、どこにお金がかかっているのかが分かり予算管理もしやすくなるでしょう。
ここでは、60人規模の結婚式を想定した費用内訳の一例を紹介します。
見積もりをチェックする際は、自分たちの優先順位と照らし合わせながら参考にしてください。
なお、招待状・席札・引出物については、世帯数を人数の7割と想定して算出しています。
| 項目 | 単価(円) | 個数 | 合計(円) |
| 挙式料 (人前式) | 110,000 | 1 | 110,000 |
| 料理 | 14,000 | 60 | 840,000 |
| ドリンク(ウェルカム含む) | 3,000 | 60 | 180,000 |
| ウェディングケーキ | 1,000 | 60 | 60,000 |
| 会場使用料 | 150,000 | 1 | 150,000 |
| 音響・照明 | 50,000 | 1 | 50,000 |
| 司会者 | 60,000 | 1 | 60,000 |
| 招待状 | 700 | 42 | 29,400 |
| 席次表 | 700 | 42 | 29,400 |
| 席札 | 100 | 60 | 6,000 |
| メニュー表 | 100 | 60 | 6,000 |
| ウェディングドレス | 250,000 | 1 | 250,000 |
| カラードレス | 250,000 | 1 | 250,000 |
| タキシード | 70,000 | 1 | 70,000 |
| 衣装小物 (ベール・アクセサリー類) |
20,000 | 1 | 20,000 |
| 新婦着付け | 70,000 | 1 | 70,000 |
| 新郎着付け | 30,000 | 1 | 30,000 |
| メインテーブル装花 | 70,000 | 1 | 70,000 |
| ゲストテーブル装花 | 5,000 | 8 | 40,000 |
| ケーキ装花 | 10,000 | 1 | 10,000 |
| ブーケ・ブートニア | 30,000 | 1 | 30,000 |
| フラワーシャワー | 200 | 58 | 11,600 |
| キャンドルサービス | 100,000 | 1 | 100,000 |
| スナップ撮影 | 150,000 | 1 | 150,000 |
| 集合写真 | 20,000 | 1 | 20,000 |
| 引き出物一式 | 5,000 | 42 | 210,000 |
| ペーパーバッグ | 300 | 42 | 12,600 |
| プチギフト | 200 | 58 | 11,600 |
| 小計 | 2,876,600 | ||
| サービス料 (料飲の10%) | 108,000 | ||
| 消費税 | 298,460 | ||
| 総合計 | 3,283,060 | ||
結婚式の費用を節約するコツ

結婚式の満足度を下げずに費用を抑えるためには、削る部分と残す部分を見極めることが大切です。
また、工夫次第で無理なくコストダウンできるポイントもいくつかあります。
ここでは、60人規模の結婚式で取り入れやすい節約のコツを見ていきましょう。
オフシーズンや仏滅の日を狙う
結婚式の閑散期にあたる夏や冬、日柄的に選ばれにくい仏滅などは、お得なプラン設定などで料金が割安になることが多いです。
同じ会場の同じ内容でも、日程を変えるだけで数十万円単位の差が出るケースも珍しくありません。
近年は、日柄を気にしないゲストも増えています。
アクセスや時間帯、会場の居心地に考慮すれば、満足度が下がる心配も少ないでしょう。
ペーパーアイテムなどを手作りして持ち込む
招待状や席次表などのペーパーアイテムは、手作りや外注によって費用を抑えやすい項目です。
デザインの自由度が高く、オリジナリティを出しやすい点もメリットといえるでしょう。
また、ウェルカムスペースやテーブル装飾の小物を持ち込むことで、節約しつつも華やかな雰囲気を作ることができます。
ただし、持ち込み料の有無は事前に必ず確認しておきましょう。
複数の結婚式場と見積もりを比較する
最初に提示された見積もりだけで判断せず、複数の結婚式場で比較することも大切です。
同じ60人規模でも、含まれている内容や金額は会場ごとに異なります。
複数の見積もりを比べることで相場感が掴みやすくなり、内容の調整や条件交渉の参考にもなるでしょう。
金額だけでなく内容にも納得したうえで会場を決めることが、後悔の少ない契約につながります。
費用のかからない演出を取り入れる
高額な演出を取り入れなくても、ゲスト参加型や歓談中心にすれば費用を抑えた結婚式を行うことが可能です。
例えばキャンドルサービスをテーブルラウンドフォトに変更すれば、演出費用をかけずに思い出に残る時間を共有できます。
また、乾杯やケーキ入刀をガーデンで行ってから会場に入るなど、空間を有効活用する工夫も満足度の高い結婚式にするコツです。
優先順位を決めてメリハリをつける
すべての項目にお金をかけるのではなく、優先順位を決めてメリハリをつけることも節約のポイント。
例えばゲストの印象に残りやすい料理や形に残る写真は、満足度が高まりやすい項目です。
一方で重要度が低い部分の費用を抑えることで、全体の予算バランスが整いやすくなります。
何にお金をかけてどこで調整するかを意識した予算配分を心がけましょう。
60人規模の結婚式を成功させるポイント

60人規模の結婚式を成功させるには、人数に合った工夫とゲスト目線の配慮が欠かせません。
ここでは、満足度の高い結婚式にするために意識したいポイントを見ていきましょう。
人数に合わせた会場を選ぶ
会場選びは、60人という人数に合ったサイズ感を意識することが大切です。
広すぎる会場では一体感が生まれにくく、狭すぎるとゲストが窮屈に感じてしまいます。
60人が無理なく着席できてテーブル間の移動もしやすい会場を選ぶことで、心地よく過ごしてもらえるでしょう。
見学時には、実際のテーブル配置や高砂からの距離感も確認しておくと安心です。
料理やドリンクのおもてなしに力を入れる
料理やドリンクは、結婚式全体の印象を左右する重要なおもてなしの要素。
「美味しかった」という印象は、結婚式後も長く記憶に残りやすいポイントだからです。
60人規模はゲストの人数が多い分、満足度への影響も大きくなります。
料理全体のランクアップが難しい場合は、品数を増やしたりメイン料理だけグレードを上げたりするとよいでしょう。
ゲスト全員が参加できる演出を取り入れる
60人規模の結婚式では、ゲスト全員が参加できる演出を取り入れることで一体感が生まれやすくなります。
エスコートカードやゲスト参加型の結婚証明書、フォトラウンドなどは、全員が自然に関われる演出としておすすめです。
派手な余興を取り入れるよりも、自由に交流できる時間を作ることで温かく和やかな雰囲気を演出できるでしょう。
歓談の時間を多く取る
演出を詰め込みすぎると、新郎新婦がゲストと話す時間が少なくなりがちです。
60人規模であれば、歓談の時間をしっかり確保することで一人ひとりと会話を楽しみやすくなります。
久しぶりに会う友人や親族とゆっくり話せる時間は、ゲストにとっても嬉しいもの。
結果として、誰にとっても満足度の高い結婚式につながります。
進行にゆとりを持たせる
結婚式を成功させるためには、進行にゆとりを持たせたスケジュールを組むことが大切です。
写真撮影やゲストの移動時間を十分に考慮しておくことで、当日のバタつきを防げます。
多少の遅れやトラブルが起きても、時間に余裕があれば落ち着いて対応できるでしょう。
また、新郎新婦自身がリラックスして過ごせることも、結婚式全体の雰囲気をよくするための重要なポイントです。
まとめ:60人規模の結婚式を成功させよう

本記事では、60人規模の結婚式の雰囲気や費用感について解説してきました。
一般的な費用相場が300万〜350万円前後になるので、ご祝儀を踏まえた自己負担額は100~150万円程度が目安です。
日取りやアイテム選びを工夫すれば、無理なく節約することもできます。
また、ゲストにも新郎新婦にも満足度の高い結婚式を叶えるためには、今回紹介した成功のポイントも欠かせません。
優先順位を意識しながら、自分たちらしさも大切にした納得のいく一日を作り上げましょう。
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