結婚式のパンツドレスマナーって?|ダメな例やお呼ばれコーデについて | 結婚式場の選び方 | 結婚式準備サイト

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男女による服装の区別が無くなりつつある近年、パンツドレスをフォーマルスタイルに選ぶ女性が多くなっています。しかし、実際にパンツスタイルを選ぶとなると不安に思うことも多いのではないでしょうか。

「本当にパンツドレスで参列してもいいの?」
「どんなコーディネートが結婚式にふさわしいのか?」
「パンツドレスで出席する際に気を付けることを知りたい」

本記事では、そんなパンツドレスの基本的な知識から着用の際の注意点、小物のコーディネートまで詳しく解説します。スタイリッシュでおしゃれなイメージのあるパンツドレスですが、慣れていない方にとっては着こなしが難しいかもしれません。

ウエディングプランナーとして結婚式に数多く携わってきた経験も元に、パンツドレスについて解説しています。パンツドレスに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

パンツドレスの基本と選び方

紺色のパーティードレスと小物類の画像

パンツドレスとは、華やかな場で着用しても見劣りすることのない、ドレッシーなパンツタイプのドレスのことをいいます。フェミニンな印象になりがちなスカートではなく、パンツを着用することでスタイリッシュな雰囲気が演出可能です。

最近取り入れられ始めたファッションで、うまく着こなせばおしゃれで垢抜けた印象になれます。かっこいい系の服装がしたい高身長の方や20代など若い人におすすめです。

一方で、高齢者などには馴染みがないのでゲスト層や出席する結婚式の雰囲気に合わせてコーディネートを考えてみてください。判断が付かないうちは着ない方が吉です。

パンツドレスは略礼装

正礼装・準礼装・略礼装の3つに分けられる服装の区分の中で、パンツドレスは略礼装にあたります。服装の格としてはスカートの方が上とされていますので、知識として知っておくのがいいでしょう。

結婚式の場では新郎新婦との関係性で礼装の格が変わる場合があります。友人や同僚などの立場での出席であれば略礼装で問題ありませんが、まずは自分がどの程度の礼装をする必要があるのかを確認しておきましょう。

お呼ばれドレスについてのマナーは以下の記事で詳しく解説しています。

『結婚式・披露宴の服装マナー|女性は何を着たらいい?』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6673/
 
 

NGな色や素材の例

結婚式でパンツドレスを選ぶ際には、必ずドレッシーなものをチョイスすることが大切です。カジュアルすぎるものはパーティの場にはふさわしくないので控えておくのがいいでしょう。たとえば、ニット・綿・デニム・光沢のない生地などを使用した素材のドレスは基本的にNGです。

あくまでパーティーというフォーマルな場に着ていくものであるということを念頭に置いて、おしゃれさだけでなく品の良さも重要視しましょう。

カラーについても、パーティードレスと同じです。真っ白と真っ黒は避けて、華やかに着飾りましょう。ネイビーや黒系を着るのであれば、小物類は明るく華やかなものを着用してください。

 

披露宴に相応しいパンツドレスの選び方

パンツドレスを選ぶ際には、そのドレスを着たときにしっかりドレスアップしたスタイルに見えるかがポイントです。素材には、シフォン・シルク・サテン・レースなどが取り入れられているものがドレッシーな印象を与えやすいでしょう。

デザインはシンプルすぎるとカジュアルに見えてしまう場合もあるので、こだわったデザインがおすすめです。たとえば、フレアパンツになっているものやフリルがあしらわれているものなども素敵ではないでしょうか。

セパレートタイプで色が違うものは、別れを連想する場合もあるので結婚式の場では控えるのがおすすめです。オールインワンを選ぶか、セットアップを選ぶ場合は繋がって見える同色系がいいでしょう。

 

パンツドレスで行ってもいい結婚式とは

フォトフレームに写る新郎新婦の人形の画像

結婚式は開催する新郎新婦の意向によって式の雰囲気が大きく異なります。

有名ホテルなどで格式高い結婚式を好む人もいれば、カジュアルなレストランウエディングを選ぶ人もいるでしょう。参列する側にとってはなかなか判断しにくい場合もありますが、式場などの情報から、ある程度結婚式の雰囲気を判断しておく必要があります。

新郎新婦との関係性も判断基準の一つです。基本的に兄弟や親族など、新郎新婦と関係が近い人ほど格の高い服装が求められます。友人や同僚などとして出席する場合は、パンツドレスの取り入れやすい立場であることを覚えておくといいでしょう。

ドレスコード:略礼装OKなパーティー

略礼装は礼装の中で一番カジュアルな装いのことをいいます。そのため、略礼装で参列できる結婚式は比較的カジュアルな雰囲気のパーティーです。

友人中心の結婚式や1.5次会、2次会、レストランウエディング、ガーデンウエディングなどが当てはまるでしょう。

また招待状などに「平服でお越しください」などのドレスコードがある場合は、パンツスタイルでもOKです。 おしゃれめなワンピースなどでも大丈夫なので、気軽にパーティーを楽しめますよ。

 

パンツドレスでも許される人

結婚式の場でも動きやすさを重視したほうが良い人は、パンツスタイルでも周囲から違和感を持たれにくいです。

▼例

  • 受付係
  • 二次会の幹事役
  • 小さな子どもを連れている
  • 余興に出演する

動きやすさを優先して、パンツドレスで出席してもよいでしょう。







パンツドレスを着用する時の注意点

パーティーバッグと中身の画像

パンツドレスは比較的新しいファッションのため、高齢者など女性のパンツスタイルにあまり馴染みがない方にはウケが悪い場合があります。過剰に気にする必要はありませんが、結婚式に参列する人の平均年齢が高い場合など、気になる際には控えておくのもいいでしょう。

また、服装の格としてはスカートのほうが高いため、立場などにより準礼装をする必要がある場合にも注意が必要です。

注意点ばかりを気にして不安になる必要はありませんが、こういう場合もあるということはしっかり確認して知っておきましょう。

ドレスが好ましい立場ではないか

主賓・親族・目上の立場として結婚式に出席する場合にはドレススタイルが好ましいとされています。

新郎新婦との関係性から、ほかのゲストよりも格の高い服装を意識する必要があるためです。このような立場で結婚式への招待を受けた場合には注意しておくといいでしょう。

どうしても履いていきたい場合はワイドパンツになっているパンツドレスを選べば、遠目にはスカートに見えます。

 

お呼ばれドレスと同じマナーで装う

パンツドレスを選ぶ場合でも、基本的なマナーはスカートタイプのドレスと同様です。

パンツの裾は丈が短すぎるとカジュアルな印象になるため、長さにも注意が必要です。肌はなるべく露出し過ぎず、品のある装いを選ぶのがいいでしょう。

パンツでもスカートでも変わらず、結婚式の場であることをしっかり意識したコーディネートを選ぶのがポイントです。

▼ストッキングは必須

パンツドレスなので、ストッキングはなしと言いたいところですが、足元は必ずストッキングを着用します。裸足はNGです。

ストッキングの上にパンツを履きたくない方は、くるぶしやひざ丈のストッキングをおすすめします。パンティストッキングと違い蒸れないので快適に過ごせるでしょう。

靴はつま先が覆われた、高さのある細めのヒールをチョイスします。

 

パンツドレスに合わせるおすすめの小物

パーティーバッグとパンプスの画像

パンツドレスはスカートに比べて、スタイリッシュな印象になりやすいのが特徴です。その分華やかさにやや欠ける心配があり、結婚式の場では注意しておきたいポイントにもなります。

合わせる小物などによって印象がぐっと変わるので、コーディネートを楽しみながら華やかさをプラスしていくのがおすすめです。

パーティーバッグ

パーティーバッグにはビジューなどがあしらわれた華やかなものを選びましょう。ただしあまりにもビジューが多すぎると全体的にギラギラとした印象が強くなり、結婚式の雰囲気にそぐわない場合もあるので、ワンポイント程度のものが素敵です。

ナイトウエディングなどパーティーの時間が夜になる場合は、華やかな装いが求められるため全体的にきらびやかなものを取り入れても問題ありません。

 

ジャケットなどの羽織もの

羽織ものを使用する場合は、ラメやスパンコールなどが取り入れられたショールやボレロはいかがでしょうか。初心者でも合わせやすく、気軽に華やかさが取り入れやすいアイテムです。キッチリ感を出したい場合にはジャケットを羽織ったスタイルもいいでしょう。

 

アクセサリー

アクセサリーは控えめな小ぶりのものよりも、華やかさを意識したデザインのものがおすすめです。大振りなモチーフや特徴的なデザインなど、好みに合わせてコーディネートが楽しめます。

ヘアスタイルもシンプルながら華やかさがあるものが似合うでしょう。ただし、花嫁よりも派手になりすぎることはないよう、あまりにも華美すぎるものは避けておくのが無難です。

アクセサリーについては以下の記事も参考にしてください。

『フォーマルな場でのアクセサリーマナー|結婚式でのNGは?』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7153/
 







脱マンネリ化のアイデア

パーティードレスを着て花束を持つ女性の胸元の画像

結婚式の予定が立て込んでいる場合や、出席メンバーが同じ結婚式に参列する際に気になるのが、コーディネートのマンネリ化ではないでしょうか。いつも同じスタイルだと周囲に思われないか気になる、という方はチェックしてみてください。

ドレスはそのままで小物アレンジ

ドレスはそのままでマンネリ脱却を目指したい場合には、バッグや上着など面積の大きな部分を変えるのがおすすめです。パーティーバッグは目に付きやすいので特にガラッと印象が変えられます。

ショールやジャケットなどはドレス自体の雰囲気もアレンジできるので、コーディネートの幅が広がるでしょう。

アクセサリーなどの小さな部分はどうしても大きく印象を変えるのが難しいので、雰囲気をしっかり変えたい方は注意が必要です。

 

ドレスを変える

収納場所やコスト面に心配がない場合は、ドレスを変えてしまうのが一番手っ取り早い方法です。ドレスはレンタルをするという方法もあるので、結婚式の予定が詰まっている場合などは検討してみるのもいいでしょう。

ドレスは好みが偏りやすいので、せっかくドレスを変えたのにマンネリしてしまう、なんてことがないようしっかり違うデザインのものを選ぶことも大切です。

▼パンツドレスに挑戦

前項まででご紹介してきた通り着用シーンは選びますが、パンツドレスはこれまでの自分とは違った雰囲気を演出できます。コーディネートは難しいかもしれませんが、自分に似合う組み合わせを考えながら選ぶ楽しさも魅力の一つではないでしょうか。

結婚式のシーンだけでなく、普段のコーディネートの幅が広がるきっかけにもなるので、思い切って挑戦してみるのもいいですね。

▼人気のパンツドレスをレンタルする

パーティードレスにはレンタルという方法もあります。Web上で手軽にセレクト・申込みができ、自宅まで届けてくれるサービスなどは忙しい人にもぴったりです。

購入するよりも安い金額で借りられるので、気軽にさまざまなコーディネートが楽しめます。保管場所の心配もないので、違ったデザインのドレスをたくさん着てみたいという方にもおすすめです。

夏と冬でドレスを変えられるのもレンタルの魅力ですね。

クリーニング不要でブランドのドレスが借りられる『Cariru』が特におすすめです。

 

まとめ:パンツドレスはマナーを守って着用しよう

垂れ下がったクチュールの袖の画像

はじめてパンツドレスに挑戦するのは勇気がいりますよね。人によって似合うものは異なりますが、自分に似合うものを探して挑戦することを楽しめるのはとっても素敵なことではないでしょうか。

結婚式にはさまざまな決まりがありますが、しっかりマナーを知っておけば必要以上に不安に思うことはありません。この記事を参考にしながら、ぜひ自分らしいパンツスタイルを見つけてください。







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