「最近よく聞くWeb招待状ってどんなもの?」「自分たちも簡単に活用できるの?」
という疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
Web招待状とは、紙媒体を使用せず、メールやLINE、FacebookなどのSNS上で送る招待状のことをいいます。近年、結婚式や二次会などでも多く利用されはじめ、その手軽さが人気です。
今回はそんなWeb招待状について、メリット・デメリットから文章例、人気のサービスまで詳しくご紹介します。Web招待状を検討している方はぜひチェックしてみてください。
Web招待状はお手軽さがメリット
Web招待状には、手軽さのほかにもさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。便利さだけに気を取られてしまうのではなく、しっかりもデメリットも把握しておくことが大切です。
Web招待状が自分たちに合ったツールであるかどうかをチェックしてみましょう。
Web招待状のメリット
まずはメリットを5つご紹介します。Web招待状がどのようなものかを知るきっかけにもなるでしょう。自分たちの結婚式に使いやすいポイントがあるかを確認してみてください。
- 住所を聞かなくても簡単に無料で招待状が送れる
- 招待状を失くす心配がない
- 返信も手軽にできる
- 費用を抑えられる
- 便利なサービスも
1.住所を聞かなくても簡単に無料で招待状が送れる
Web招待状は、普段やりとりをしているLINEのトーク画面に簡単に送信が可能です。間違えてしまうと失礼にあたる住所や名前を、いちいちチェックする必要がないのは嬉しいポイントといえます。
2.招待状を失くす心配がない
招待状には結婚式の日時やアクセス方法などの重要な情報が多く記載されています。しかし、返信後に無くしてしまう、というトラブルもあるでしょう。一方、スマートフォンでいつでも確認できるWeb招待状には、そういった心配がありません。
3.返信も手軽にできる
紙媒体の招待状では、形式にならって丁寧に返信を記入し、投函に出向く必要があります。しかし、Web招待状は、スマートフォン上に必要事項を記入するだけで手軽に返信が可能です。
4.費用を抑えられる
Web招待状は、多くのサービスが無料で提供されています。紙の招待状は、手配方法にもよりますが、一部に数十円程度の作成費用が必要です。印刷をお願いする場合には印刷代金がかかる場合も多いでしょう。
5.便利なサービスも
Web招待状には、事前にご祝儀や会費を支払えるサービスなども用意されています。結婚式をより快適に進めるために、合うサービスがあれば使ってみるのもおすすめです。
Web招待状のデメリット
次にWeb招待状のデメリットを5つご紹介します。いいところだけでなく、デメリットもしっかり知っておくことが成功のためのポイントです。
- 紙で送るのが正式な招待だと考えるゲストもいる
- カジュアルな雰囲気になる
- スマホなどの操作が苦手なゲストもいる
- 見落とされる可能性も
- 記念に残せない
1.紙で送るのが正式な招待だと考えるゲストもいる
紙で作成した招待状を、正式なものだと考えている人もいます。特に年配の方など、Web招待状になじみがない世代には、受け入れられづらい可能性もあることを覚えておきましょう。
2.カジュアルな雰囲気になる
Web招待状には、二次会や友人のみでのパーティーなど、カジュアルな印象を持っている人も多いです。厳かな雰囲気の式にしたいという方には不向きな場合もあります。
3.スマホなどの操作が苦手なゲストもいる
スマホやPCを持っていなかったり、扱いに慣れていなかったりする方には配慮が必要です。自分たちにとっては簡単な操作であっても、そうではない人もいるということを知っておきましょう。
4.見落とされる可能性も
相手がLINEなどを定期的にチェックしていない場合、送った招待状に気づかない、ということも考えられます。心配な場合には、確実に連絡の取れる方法で、事前に招待状の送信を伝えておくのがおすすめです。
5.記念に残せない
招待状は、新郎新婦にとってもゲストにとっても、結婚式の記念品の一つです。特に大切なひとの結婚式の招待状はとっておきたいという人もいるかもしれません。
Web招待状の注意点
Web招待状を検討する上で知っておきたい注意点を解説します。どのようなことに気をつけておけばよいのか、事前に確認しておくのがおすすめです。
失礼にならないように、丁寧なメッセージを添える
シンプルすぎるWeb招待状は、受け取り手によっては丁寧ではないと感じられることもあるでしょう。そうならないためにも、ゲストを気遣ったメッセージを添えることが大切です。自分が受け取ったらどのように感じるかを考えながら作成するのがよいでしょう。
正式な招待であることを強調する
相手に正式ではないと感じさせないためにも、このWeb招待状が正式なものであることをしっかり記載しておきましょう。「このあと招待状が郵送されてくるのかな?」「案内は他にもあるのかな?」と、Web招待状を初めて受け取る人は不安に思うこともあります。
書かなくてもわかるだろう、と軽視することなく、ゲストを悩ませないための記入を心がけることが大切です。
Web招待状に添える文例集
それでは、実際にWeb招待状に添えるメッセージを紹介していきます。自分だったらどのようなメッセージがあると丁寧に感じるかをイメージしながら作成するとよいでしょう。自分たちの結婚式に合うメッセージを作成する際の参考にしてください。
Web招待状を送るときに必要な情報
Web招待状には以下の情報を記載しておく必要があります。相手にわかりやすく、必要な情報をしっかりと記入しておきましょう。
- 挨拶文
- 差出人
- 挙式日
- 会場名
- 返信期日
- 出欠確認フォーム
友達・同僚へのメッセージ例文
このたび、私たち〇〇と〇〇は結婚する運びとなりました。
つきましては、日頃から仲良くしていただいている皆様をご招待し、
◯月◯日 〇〇にてささやかながら結婚式を行いたいと思います。
お忙しいかと思いますが、皆さんと楽しい時間を過ごしたいと考えておりますので、
ぜひご参加いただけるとうれしいです。
こちらが正式な招待状となりますので、お手数ですが以下フォームより
◯月◯日までにご返信をいただけますと幸いです。
上司・恩師へのメッセージ例文
拝啓
〇〇の候 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
このたび、私たち〇〇と〇〇は結婚する運びとなりました。
つきましては日ごろよりお世話になっている皆様にご報告とご挨拶もかねて、
◯月◯日 〇〇にて結婚式を執り行います。
ご多用のところ大変恐縮ではありますが、ぜひ〇〇様にもご参列いただきたく思っております。
こちらが正式な招待状となりますので、お手数ですが以下フォームより
◯月◯日までにご返信をいただけますと幸いです。
敬具
家族・親族へのメッセージ例文
謹啓
〇〇の候 このたび、私たち〇〇と〇〇は結婚する運びとなりました。
つきましては日頃よりお世話になっている皆様へご報告とご挨拶もかね、
◯月◯日 〇〇にて小宴を執り行います。
お忙しい中大変恐れ入りますが、ぜひご参加いただけますと幸いです。
こちらが正式な招待状となりますので、お手数ですが以下フォームより
◯月◯日までにご返信をお願いいたします。
謹白
Web招待状のサービス3選
実際に使用されているWeb招待状のサービスを3つご紹介します。使い勝手の良さやデザインの好み、手軽さなど、選ぶポイントはさまざまです。
自分たちにあったサービスを探してみてください。
1.ピアリー(PIARY)
120種類以上の豊富なデザインから好みに合わせて選択が可能です。ペーパーアイテムの発注を行えるサービスでもあるため、デザインを合わせることもできます。
式のテーマに合わせてWeb招待状と席次・席札などのデザインをお揃いにするのも素敵です。
2.ブラプラWEB招待状
シンプルで使いやすい機能を重視しているサービスです。業界No.1のテンプレート数を誇るため、こだわりに合わせたデザインを探せます。
あまり時間をかけずに作りたい場合や、電子機器の扱いが苦手という方にも比較的扱いやすいでしょう。
3.楽々!WEB招待状
豊富なデザインを全て無料で使用でき、振り分けや文言チェックなどの便利な機能も揃ったサービスです。スマホで5分程度で簡単に作成できるので、忙しい準備中でも安心。
こだわりたい場合には、文字の位置などを自由にカスタマイズも可能です。
LINE 公式アカウントの設立もおすすめ
結婚式の情報を発信するためにLINEの公式アカウントを設立する方法が最近注目を集めています。LINE公式アカウントは個人でも使用でき、アプリをダウンロードすれば簡単に作成が可能です。
アカウントを追加した人に向けてメッセージが配信できたり、さまざまな情報を簡単にゲストと共有できます。会場情報や新郎新婦の自己紹介、席次表などを事前に伝えておけるのもうれしいメリットですね。
カジュアルなやりとりがしたい場合には、友人間だけなど限定して使うのもおすすめです。予約投稿もできるため、当日に「気をつけてお越しください」など、ゲストを気遣ったメッセージも送れます。
「ゲストとより密に繋がりたい」「気軽に情報を発信したい」という方はぜひチェックしてみてください。
失礼にならないように気を付けてWeb招待状を活用しよう!
Web招待状は手間が少なく、コストパフォーマンスにも優れた便利なツールです。しかし、メリットがあればデメリットももちろんあります。正式な招待状とは感じられなかったり、中には失礼だと感じてしまう人もいるかもしれない、ということは覚えておきましょう。
使用する場合には、メッセージに気を配るなど、ゲストへの配慮をしっかりと考えることがポイントです。パートナーとよく話し合い、自分たちの結婚式に合うのかを考えてみてくださいね。