結婚式の引き出物は、ゲストへの感謝の気持ちをギフトとして贈るおもてなしの一つです。
せっかく贈るならゲストが喜ぶギフトを用意したいですよね。
しかし、引き出物の相場や種類など、具体的にどんなものを贈れば良いかわからないという新郎新婦も多いのではないでしょうか?
「結婚式の引き出物って何を贈れば良い?」
「引き出物の基本的なマナーが知りたい」
「おすすめのギフトが知りたい」
この記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。
結婚式における引き出物の相場や基本的なマナー、おすすめギフトまで詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚式の引出物とは?
結婚式の引き出物はゲストに感謝を伝える大切な贈りもので、おもてなしの一つとして考えられています。
元々は、結婚式へ来てくれたゲストへの「お土産」という意味合いで渡されていました。
しかし最近では、ゲストが喜ぶギフトを選んだり、ゲストごとに贈り分けをしたり「お礼の気持ちを表すもの」として変化しています。
引き出物はゲストの層に合わせたものを選んで、結婚式から帰った後も楽しんでもらえるよう工夫しましょう。
結婚式の引き出物 基本マナー
ゲストに喜んでもらえるギフトを選ぶには、まずは引き出物の基本マナーを抑えておくことが大切です。
ここでは、抑えておきたい結婚式の引き出物のマナーを5つご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.世帯数分の引き出物用意する
引き出物は、1世帯にひとつ用意するのがマナーです。
1人で出席するゲストにはもちろん1セット、夫婦や家族で出席する場合は、代表のゲストに1セット用意することになります。
引出物は、基本的にいただいたお祝い(ご祝儀)に対してお返しする物なので、ゲスト一人ひとりに用意する必要はありません。
また、家族や兄弟に引き出物を用意する際はどうすべきか悩みますよね。
この場合、既婚の兄弟には引き出物を用意し、未婚の兄弟は家族としておけば問題ないでしょう。
2.引き出物の品数は3品が基本
引き出物の品数は、記念品・引き菓子・縁起物(プラス1品)の3品が基本です。
ただ、必ずしも3品でなければいけないわけではありません。
結婚式には、ご祝儀の金額や引き出物の品数などを、数字の割り切れない「奇数」で用意するというマナーがあります。
そのため、引き出物を3品以外で用意する際は、5品、7品などの奇数で用意しましょう。
また、引き出物の品数は都道府県によって大きな差があります。
北陸や東海地方などは5品が一般的です。
特に、盛大に結婚式を行う地域で有名な名古屋では、7品用意するケースもあります。
結婚式をする地域の風習を確認してから、引き出物の品数を決めることも大切なポイントです。
3.引き出物の相場は5,000円前後
引き出物を一般的な3品で用意した場合は、5,000円前後が相場です。
ただ、引き出物はいただいたご祝儀に対してのお礼なので、夫婦や家族で出席するゲストに5,000円の引き出物では少し寂しいかもしれません。
記念品をランクアップさせて、7,000円前後の引き出物を贈ると配慮があり、ゲストにも喜ばれるでしょう。
▼ゲストごとの引き出物相場(円)
友人(独身) | 夫婦 | 家族 | |
記念品 | 3,000 | 5,000 | 7,000〜 |
引き菓子 | 1,000 | ||
縁起物(プラス1品) | 1,000 | ||
総額 | 5,000 | 7,000 | 9,000〜 |
4.ゲストに合わせて贈りわけできる
引出物は、ご祝儀の額に合わせた贈り分け以外にも、男性か女性かで贈り分けすることもできます。
特に友人として出席してくれる同年代のゲストは、男性と女性でもらって嬉しいものが大きく異なりますよね。
もし男女で贈り分けする場合は、記念品の種類を分けるのがおすすめです!
ここで注意したいのは、ゲスト一人ひとりの好みに合わせて贈り分けしたり、細かくわけすぎたりすること。
把握しきれず、準備ミスの原因になってしまうのでおすすめできません。
記念品は贈り分けして、引き菓子や縁起物(プラス1品)は、老若男女を問わず嬉しいものを探すことが大切です。
5.もらって困るものは選ばない
引き出物を選ぶ上で大切なポイントは、もらって困るものは選ばないことです。
結婚の記念だからといって、新郎新婦の名前入りマグカップやお皿などをもらっても、置き場所に困るのがゲストの本音。
また、食器やタオルなども引き出物の定番なので、列席経験の多いゲストは、結婚式のたびに増えて困っているという声もあります。
あくまでも引き出物はゲストへのお礼だということを忘れず、喜ばれるものを選びましょう。
引き出物の品数をもっと詳しく
ここからは、引き出物の品数や種類について詳しくみていきましょう。
それぞれ詳しくご紹介していきます。
1.記念品
記念品は引き出物のメインとなるギフトです。
形として残るタンブラーやカトラリーなど「記念」のギフトや、ゲストのライフスタイルに合わせたギフトを選ぶと良いでしょう。
最近はカタログギフトや宅配の引き出物など、持ち帰りの負担を減らして喜んでもらえるものを用意する新郎新婦も増えています。
2.引き菓子
引き菓子には、バウムクーヘンやカステラなどの賞味期限の長い焼き菓子が選ばれています。
特に、バウムクーヘンは断面が樹木の年輪のように見えることから、「幸せを重ねる」という意味があり縁起の良い引き菓子です。
ただ、大きい輪切りのものやホールタイプのものは独身のゲストには食べづらかったり、好まれなかったりするので注意しましょう。
ゲストに合わせて、個包装タイプや賞味期限が長めのものなど喜ばれるものを選んで贈りましょう。
元プランナーおすすめの引き菓子はこちら!
▼練乳バウムクーヘン ナチュールバッグのギフト
引き菓子のバウムクーヘンといえばBOXに入っているのが一般的ですが、こちらはバッグギフトでラッピングされている商品。
リーフデザインもおしゃれで、ナチュラルな結婚式がテーマの新郎新婦にはぜひおすすめしたい引き菓子です。
▼まめや金澤萬久 金かすてら 3カット
結婚式の引き出物にはふさわしい高級感のあるカステラ。
しっとりとした生地も評判が良く、ゲストに喜ばれること間違いなしの商品です。
3.縁起物(プラス1品)
縁起物(プラス1品)には、記念品と引き菓子に合わせたギフトを選びます。
縁起の良い鰹節や鯛茶漬けや、スープセットやドリップコーヒーなど、様々な種類からチョイスすることができます。
記念品や引き菓子のように厳密なルールはないので、ゲストの層に合わせて選りすぐりのものを選びましょう。
元プランナーおすすめの縁起物(プラス1品)はこちら!
▼北海道産の国産野菜を使用したベジタブルCUPスープ4個入り
カップに入っていてお湯を入れるだけでそのまま食べれる、ベジタブルスープセット。
筆者の私も実際に引き出物でいただいたことがあり、野菜の豊かな風味が感じられて美味しくいただきました!
老若男女問わず、誰がもらっても嬉しいのもおすすめポイントです。
▼TASOGARE タソガレタイム ドリップコーヒー 10種類
本のようなBOXに入った、おしゃれなデザインのドリップコーヒーセット。
ドリップコーヒーは自宅のリラックスタイムでも、職場で一息つく時にも、あったら嬉しいギフトですよね。
性別問わずどんなゲストにもおすすめです。
引き出物におすすめの記念品
ここからは、ゲストが自由に好きなものを選べたり、持ち帰りの負担を減らせる注目の記念品をご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.カタログギフト
カタログギフトとは、その名の通りカタログからゲストが自分で欲しいものを選ぶ方式の贈りもの。
引き出物としては、ゲストが自分で好きなものを選べるので「記念品が好みと違くて残念……。」という心配がありません。
また、カタログの金額で内容が決まっているので、予算を決めて選びやすいのも特徴です。
読み応えがあり、結婚式の引き出物としてふさわしい高級感のあるカタログを選ぶと良いでしょう。
元プランナーのおすすめカタログギフトはこちら!
▼THE GIFT PREMIUM プレミアムカタログギフト (S-BEコース)3300円コース S-BE
シンプルで高級感のある見た目が、おしゃれなカタログギフト。
掲載されている商品の点数も2,360点と、大満足の内容で様々なゲストが出席する結婚式の引き出物にピッタリです。
2.宅配できる引き出物
宅配できる引き出物は、記念品以外にも引き菓子や縁起物(プラス1品)まで、フルセットで贈れるサービス。
カタログギフトは引き出物セットと一緒に持ち帰ってもらうのに対し、宅配はゲストへ案内カードを作って荷物ゼロで帰ってもらうことができます。
披露宴後も二次会があったり、遠方からくるゲストは宿泊の用意もあったりするので、引き出物が自宅に届くのは嬉しいですよね。
ゲストの負担を最大限に減らしたいという新郎新婦には、宅配引き出物がおすすめ!
宅配の引き出物業者ごとに、選べるアイテムや配送方法なども異なるので、自分たちに合うサービスを選んでみてくださいね。
まとめ:引き出物は相場やマナーを抑えてゲストが喜ぶものを贈ろう!
いかがでしたか?
結婚式における引き出物の相場や基本的なマナー、おすすめギフトまで詳しくご紹介していきました。
結婚式の引き出物には、基本マナー以外にも地域特有のマナーがあります。
自分たちの結婚式ではどのようなギフトを用意すれば良いのか、プランナーさんとじっくり相談して決めることが大切です。
また、引き出物はご祝儀に対してのお礼の品なので、夫婦や家族で列席するゲストには贈り分けすると良いでしょう。
引き出物の相場やマナーを抑えて、ゲストが喜ぶ素敵な贈り物を選んでみてくださいね。