結婚式に子どもゲストを招くと、退屈したりぐずってしまったらどうしようと不安に感じる方も多いでしょう。
結婚式・披露宴の長い時間を大人と同じように過ごすのは、子どもにとっては少し大変。
子ども達にも出来るだけ楽しんで結婚式に参列してもらうには、子ども向けのプレゼントや演出を用意するのがおすすめです。
「子どもが喜ぶプレゼントって?」
「年齢別のおすすめのプレゼントを知りたい」
「子どもへのプレゼントの渡し方は?」
本記事では、子どもゲストへの年齢別におすすめのギフトや、静かに楽しめるアイテム、思わず笑顔になる演出アイデアまでご紹介。
プレゼントの選び方や渡すタイミングや方法についても、3児のママである元ウエディングプランナーが解説しています。
子どもが笑顔で過ごせる結婚式のヒントが詰まった本記事を参考にしてくださいね。
子どもが喜ぶプレゼントの選び方
せっかく用意するなら、結婚式に来てくれる子どもゲストが喜んでくれるプレゼントを選びたいところ。
子ども専用のプレゼントを用意して、特別感を感じてもらえば、結婚式の間も飽きずに過ごせるでしょう。
子どもが本当に喜んでくれるプレゼント選びのコツを3つご紹介します。
子どもの年齢に合わせて選ぶ
子どもは年齢によって発達段階や興味の対象が異なるため、プレゼント選びは年齢に合わせることが大切。
たとえば、0歳には柔らかく安全なおもちゃ、3歳以降には塗り絵やパズルなど少し複雑な遊びができるものなどです。
おもちゃの対象年齢を確認するだけでも、失敗の少ないギフト選びができるでしょう。
好みをサーチしておく
子どもによって好きなキャラクターや遊び方には個性があります。
事前に保護者へ好みを確認しておくと、プレゼントの満足度がぐんとアップ!
たとえば電車が好き・動物が好きなどの情報があれば、ピンポイントで心を掴むアイテムを用意できます。
兄弟での参加がある場合も、それぞれの好みに合ったものを用意しましょう。
静かに遊べるものを選ぶ
結婚式中は進行を妨げないように音の出ないおもちゃや静かに遊べるアイテムを用意するのが、忘れてはいけないポイント。
シールブックや塗り絵、マグネットパズルなどは、子どもが夢中になりつつも周囲の迷惑にならない優秀なアイテムです。
静かに集中して遊べるものは子どもの退屈しのぎになるだけでなく、保護者にとっても安心して結婚式に集中できるでしょう。
子どもに喜ばれるプレゼント
ここからは具体的なプレゼントを年齢別にご紹介します。
子どもの発達別の特徴をおさえて、喜んでもらえるアイテムをチョイスしましょう。
0歳向け
0歳の赤ちゃんはおしゃべりはできませんが、音や色、触り心地に興味関心を示すので、五感を使って楽しめるものがぴったり。
なんでも口に入れたがる時期なので、安全な素材が安心です。
おもちゃ以外にも、赤ちゃんがすぐ使える実用的なプレゼントも喜ばれるでしょう。
▼ベビートイ
動きがあったり手で感触が楽しめるベビートイは、赤ちゃんの五感を刺激してくれるおもちゃ。
泣いてしまっても興味を引いて気をそらせるので、結婚式中に赤ちゃんがぐずった時のお助けアイテムになるでしょう。
安全基準を満たした素材のものを選べば、パパやママにも安心して受け取ってもらえます。
▼名前入りスタイ
赤ちゃんの名前を刺繍したスタイは、実用性と記念品としての特別感を兼ね備えたアイテムです。
結婚式という特別な日だからこそ、記念に残る名入りギフトでおもてなし。
よだれが増える時期に何枚あっても困らないスタイは、親御さんにも喜ばれるでしょう。
1・2歳向け
1・2歳の子どもは、歩いたり走ったり、どんどん動きが活発になる時期。
まだ自分の気持ちを言葉で伝えたり、長い時間集中していたり、おとなしく過ごすのは苦手な子も多いでしょう。
自分でやってみたい気持ちが強くなるので、布絵本や簡単なおもちゃがぴったり。
自由に遊べるキッズスペースがあると、楽しく過ごせてママやパパも助かります。
▼布絵本
手触りのよい布絵本は、小さな手でも扱いやすく、安心して遊べる知育アイテム。
ページをめくるだけでも楽しい体験になり、飽きずに過ごせるでしょう。
乗り物や動物など好みに合わせて選ぶと、子どもの好奇心をくすぐり喜ばれます。
▼キッズスペースの作成
自由に遊べるキッズスペースを設ければ、小さな子どもも退屈せずに式を楽しめます。
マットやぬいぐるみ、絵本などを用意しておくと、動きたい盛りの子どもも安心して過ごせるでしょう。
親御さんから目の届く場所にあると、ゆっくり食事や会話ができて、ありがたい演出になります。
3・4・5歳向け
3・4・5歳の子どもは、自分のことは自分でしっかりやれるようになったり、簡単なルールを守ったりできるようになる時期。
おしゃべりも上手になり、ごっこ遊びやお絵かきが大好きです。
集中力も少しずつ育ってきて、座って遊ぶ時間も長くなります。
塗り絵やシール遊び、ちょっとしたクイズなどがあると結婚式の時間も楽しく過ごせます。
▼プレゼントをセットした子ども席札
子ども用の席札は大人とは違う可愛いデザインを選んだり、一緒にプレゼントを添えるのがおすすめです。
名前入りの席札に小さなおもちゃやシールなどを添えるだけで、「自分の席」が特別なものに。
ちょっとした工夫で記憶に残るおもてなしができ、親子共に温かい気持ちになってくれるでしょう。
▼塗り絵・お絵かきセット
自由に描けるお絵かきセットや塗り絵は、静かに過ごしてほしいシーンでも大活躍。
色鉛筆やクレパスなど色移りがしない道具にすると、おめかしした大事な衣裳も汚すことなく楽しめます。
新郎新婦の似顔絵やウェディングケーキなど結婚式にちなんだオリジナル塗り絵を用意してみても◎。
▼お菓子詰め合わせ
子どもが大好きなお菓子を可愛く詰めたギフトは、開ける瞬間も楽しいプレゼントに。
子どもが口にするものは、アレルギーに配慮するのが注意ポイントです。
可愛いラッピングをすると、見た目にも華やかなおもてなしになるでしょう。
▼キッズカメラマンに認定
インスタントカメラを渡して「キッズカメラマン」として任命すれば、結婚式の一員として参加している感覚に。
子どもの自由な視点で撮る写真は、大人が見逃すような場面も記録されていて後から見返すと楽しいでしょう。
簡単な役割があると、子ども自身の満足度も高まります。
6歳以上向け
6歳以上の子どもは、大人の話にも少しずつ興味を持ち、自分も“1人のゲスト”として扱われることをうれしく感じる年頃です。
子ども用のメニュー表や席札、クイズや体験コーナーなどのおもてなしがあると特別感がアップ。
自分も結婚式に出席していると感じられる演出に、誇らしげな笑顔が見られるでしょう。
▼子ども用メニュー表
子ども向けのお料理について、わかりやすいイラストや言葉で書かれたメニュー表を用意すれば、お食事の楽しさがアップ。
子どもにも一人前のお料理と専用のメニュー表が用意してあれば、おもてなしの心が伝わるでしょう。
食べやすさはもちろん、見た目やネーミングに工夫をこらすと、よりワクワク感を演出できます。
「これはなにかな?」と家族でメニュー表を見ながら、会話が広がるきっかけにもなるでしょう。
▼クイズブック
結婚式の合間に楽しめるクイズブックを用意すれば、ゲーム感覚で楽しめて飽きずに過ごせます。
クイズに正解すると新郎新婦様から最後にプレゼントがもらえるルールにすると、夢中になって取り組める演出に。
小学生以上になると、学びと遊びがミックスされたおもてなしがおすすめです。
▼ウエディング工作キット
お姉さん、お兄さんのお年頃の子どもには、結婚式にちなんだアイテムを手作りできるキットを準備してみては。
折り紙でお花を作って花嫁ブーケ風にまとめたり、披露宴中に使える手作りフォトプロップスを作れる工作キットなどです。
あらかじめ材料をセットしておけば、席で静かに取り組めて完成品は思い出のお土産に。
小学生くらいなら一人でも作れる簡単な内容にするとよいでしょう。
プレゼントの渡し方とタイミング
プレゼントを渡すタイミングや方法によって、子どもたちの楽しみ方も変わってくるでしょう。
シーンに合わせた渡し方の注意点も合わせてご紹介します。
受付で渡す
受付時に受付係の方からプレゼントを渡してもらうと、出席者名簿と照合してお渡しできるので渡し漏れがなく安心です。
待ち時間に楽しめる塗り絵やおもちゃなど、すぐに遊べるものがおすすめ。
受付は家族がそろっている場面なので、保護者にも簡単に説明できます。
受付でお渡しすると披露宴までは手荷物になるので、持ち歩き用の紙袋を用意するなど持ちやすい工夫をすると良いでしょう。
席にセットしておく
披露宴の子ども席にプレゼントを用意しておくと、子どもの席が目立って「自分の席がある!」という特別感が生まれます。
子ども用の席札やお菓子・おもちゃのプレゼントなど、披露宴中に静かに楽しめるものがぴったり。
披露宴が始まる前の待ち時間や、進行中の空き時間にも飽きずに過ごしてもらえます。
披露宴の演出として渡す
披露宴の中で演出として、子どもにプレゼントをお渡しする方法もあります。
前に出てきてもらうと注目されるシーンになり、子どもにとっても特別な体験になるでしょう。
写真や動画にも残りやすく、思い出深いワンシーンに。
新郎新婦様から直接手渡しできるメリットもあります。
披露宴の中で演出として渡す場合には、見栄えのするラッピングがおすすめ。
お見送りで渡す
披露宴のお見送りのタイミングでプレゼントを渡すのは、式の最後まで楽しんでもらえる方法です。
長い時間、結婚式に参列してくれたご褒美になるでしょう。
大人のゲストと同じプチギフトでももちろん大丈夫ですが、お子様向けのお菓子袋がおすすめ。
ほかに帰り道で遊べるものや、家に帰ってから楽しめるグッズにすると、式が終わった後も余韻を味わってもらえます。
まとめ:子どもへのおもてなしも忘れずに
結婚式に子どもゲストを招く際は、年齢や好みに合わせたプレゼントや演出で「退屈しない工夫」をしましょう。
静かに遊べるアイテムや特別感のあるおもてなしは、子どもの心に残る素敵な思い出に。
本記事では、子どもゲストに用意するプレゼントの選び方や具体的なアイテムから渡し方まで詳しくご紹介しました。
ぜひ本記事を参考に、子どもへの心配りも忘れずに準備してみてくださいね。