アットホームな結婚式に憧れるものの、どのような式場の雰囲気が自分たちにぴったりなのか悩むカップルは少なくありません。
「ゲストとリラックスして過ごすにはどうしたらいいの?」
「形式ばらない温もりのある結婚式にする方法は?」
家族や友人と自然に笑顔になれる空間づくりのコツを知りたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、元ウエディングプランナーの筆者がアットホームな結婚式の作り方を解説していきます。
式場探しやプランニングのポイント、おすすめの演出も詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、心に残るふたりらしい結婚式を叶えるヒントが見つかるでしょう。
アットホームな結婚式とは

アットホームな結婚式とは、ゲストを自宅に招くようなリラックスした温かみのある挙式や披露パーティのこと。
ただ、「アットホーム」といっても具体的なイメージがつかめないと、会場選びや雰囲気づくりに迷ってしまいますよね。
まずは、アットホームな結婚式の特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
アットホームな結婚式の特徴
アットホームな結婚式は、親しい人との時間を大切にする少人数スタイルが中心。
派手な演出よりも居心地の良さや自然体の空気感を重視し、会話や笑顔があふれる雰囲気が特徴です。
会場もゲストハウスやレストラン、ガーデンなど、リラックスして過ごせる空間が選ばれる傾向にあります。
形式よりも、ふたりらしさや温もりを表現したいカップルにぴったりです。
アットホームな結婚式のメリット
アットホームな結婚式の一番のメリットは、ゲストとの心の距離が近いこと。
少人数だからこそ一人ひとりに感謝を伝えられ、思い出に残る時間を共有できます。
演出や進行を自由にアレンジできるため、ふたりの個性を表現しやすいのも魅力です。
規模を抑えることで費用や準備の負担が軽くでき、心や時間に余裕を持って当日を迎えられます。
アットホームな結婚式のデメリット
少人数で行うアットホームな結婚式は、ゲスト数が限られてしまい呼びたい人全員を招待できないかもしれません。
また、自由度が高い分、進行や演出を自分たちで考えたり準備をしたりする負担が増えやすいです。
どうしてもカジュアルな雰囲気になりやすいため、格式を重んじるゲストには物足りなく感じられる可能性もあります。
結婚式場探しのポイント

アットホームな結婚式を叶えるには、会場選びがとても重要です。
どんなに素敵な演出を考えても空間と合わなければ、ふたりからのおもてなしが伝わりにくくなってしまうかもしれません。
ここでは、結婚式場を探すときのポイントを具体的に紹介します。
ゲスト人数にあった広さ
アットホームな結婚式では、ゲストとの距離感を大切にできる会場の広さが重要です。
広すぎると空間が寂しく感じ、狭すぎると圧迫感が出てしまい、少人数の良さが半減してしまいます。
ゲスト同士が無理なく会話でき、テーブル間を余裕をもって移動できる広さを意識するのがポイントです。
見学時には、希望の人数を想定した実際のレイアウトを確認するとよいでしょう。
リラックスできる雰囲気
アットホームな結婚式を叶えるには、ゲストがくつろげる空間づくりも欠かせません。
木の温もりを感じるインテリアや柔らかい照明、ナチュラルな装飾は心を落ち着かせてくれます。
大きな窓から光が差し込む明るい会場や、ガーデンやテラス付きの開放的な空間もおすすめです。
派手すぎず温かみを感じる会場なら、ゲストが思わず笑顔になるような雰囲気を演出できるでしょう。
段差がない
ステージのないフラットな会場は、ゲストとの距離がぐっと近づくのが魅力です。
同じ目線で会話や写真撮影ができるため、自然に笑顔があふれるアットホームな雰囲気づくりができます。
高砂席をソファスタイルにしたりフォトスポットを設けたりすれば、ふたりが自由に交流できる空間になるでしょう。
さらにバリアフリーの会場を選べば、幅広い世代の移動のしやすさや安全面でも安心できます。
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/
貸切感がある
アットホームな雰囲気づくりには、貸切タイプの会場がおすすめです。
他のカップルやゲストと空間を共有しないため、気兼ねなく笑ったり写真を撮ったりできます。
会場の装飾や進行も自由にアレンジできるので、ふたりの世界観を存分に表現できるのも魅力です。
ゲストにとっても、ふたりのためだけの特別な空間に感じられ、より温かみのある一日になります。
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com
流しテーブルに対応できる
流しテーブルとは、長いテーブルにゲストが横一列に座るスタイルのこと。
円卓よりも距離が近く自然に会話が生まれるため、温かく一体感のあるパーティにぴったりです。
新郎新婦が中央に座ることで、どの席からも話しかけやすく、会場全体がひとつにつながるような雰囲気を作れます。
会場を選ぶ際は、テーブルをまっすぐ配置できるスペースや動線の広さも確認しましょう。
アットホームな結婚式を作るためのポイント

温かく心地よい雰囲気の結婚式にするには、会場選びだけでなく当日の過ごし方や演出の工夫も大切です。
ゲストがリラックスして過ごせるように意識すれば、自然と笑顔や会話が生まれて思い出深い一日になるでしょう。
ここではアットホームな結婚式づくりのポイントを紹介していくので、プランニングの参考にしてください。
タイムスケジュールに余裕を持つ
アットホームな雰囲気を保つには、全体のスケジュールにゆとりをもたせるのが基本です。
進行を詰め込みすぎず、歓談や写真撮影の時間を多めに確保しましょう。
ゲストと会話する時間が増えることで、自然と距離が縮まり温かな空気が流れます。
タイムスケジュールを作るときは、余白の時間を意識すると無理のない進行ができますよ。
ゲストへのおもてなしを重視する
アットホームな結婚式では、派手な演出よりもゲストが心地よく過ごせる工夫を優先することが大切です。
料理やドリンクを充実させたり、席の配置や待ち時間の過ごし方を工夫したりといった気配りが居心地の良さを左右します。
席札やギフトにメッセージを添えるなど、一人ひとりに感謝を伝える演出を取り入れるのもおすすめです。
ウェルカムスペースを充実させる
ゲストを迎えるウェルカムスペースは、結婚式の第一印象を決める大切な場所。
思い出の写真や前撮りのウェルカムボード、手作りのアイテムで、ふたりらしさを感じてもらえる空間づくりをしましょう。
ゲスト同士の会話も自然と弾み、リラックスして待ち時間を過ごしてもらえますよ。
ドリンクやフィンガーフードを用意したりフォトブースを設けたりするのもおすすめです。
少人数でなくてもアットホームにできる
ゲスト人数が多くても、距離感を意識した工夫でアットホームな雰囲気を作れます。
流しテーブルスタイルにしたり新郎新婦席をフラットにしたりすれば、一体感が生まれて温かい空間になるでしょう。
歓談の時間を多めに取り、各卓を回って一人ひとりと言葉を交わすのもおすすめです。
人数に関係なく、ふたりとゲストが近くに感じられる空間づくりを意識しましょう。
新郎新婦のことをオープンに発信する
アットホームな雰囲気を作るには、ふたりの人柄やストーリーをゲストに自然に伝える工夫も大切です。
初対面のゲスト同士でも、ふたりの背景を知ることで一体感が生まれ、会場全体が温かい空気に包まれます。
プロフィールムービーや司会者からの紹介、ウェルカムスピーチなどで、ふたりの出会いや思い出をゲストと共有しましょう。
アットホームな結婚式におすすめの演出

アットホームな結婚式を叶えるには、形式ばらず自然体で過ごせる演出もポイントです。
ふたりの人柄や感謝の気持ちが伝わる時間を作れば、会場全体が温かい雰囲気に包まれるでしょう。
ここでは、自然な笑顔や会話が生まれる演出アイデアを紹介します。
人前式で挙式をあげる
ゲストの前で誓いを立てる人前式は、堅苦しさがなく温かな雰囲気が魅力です。
進行に決まりがなく、自由度が高いのも人気の理由。
オリジナルのふたりの言葉で誓いを立てたり、両親や友人に証人をお願いしたりすれば、感動的で心に残る挙式になるでしょう。
セレモニーを通して、全員にふたりの幸せを見届けてもらえる一体感を感じられますよ。
人前式の基本についてと人気の演出については、こちらの記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7258/
ゲストをお出迎えする
受付前後の時間や披露宴会場に入るときに、新郎新婦が顔を出してゲストをお出迎えするのもおすすめ。
簡単な挨拶を交わしたりフォトスポットで写真を撮ったりすることで、ゲストとの距離がぐっと縮まります。
短い時間でも交流を持つことで、おもてなしの気持ちを感じてもらいやすくなり、リラックスした雰囲気づくりにも効果的です。
ゲスト参加型の演出
新郎新婦とゲストが一緒に楽しめる参加型の演出は、アットホームな結婚式に欠かせません。
バルーンリリースやキャンドルリレーなど、全員でひとつの瞬間を共有できる演出は思い出に残るシーンづくりにぴったりです。
ゲストにサインやメッセージを書いてもらう、ウエディングツリーやウエディングドロップスもおすすめ。
結婚式後も記念に飾っておけるのも魅力です。
ゲストと交流しやすい演出
ゲスト同士や新郎新婦との距離を縮めたいなら、自由に動ける演出を取り入れてみましょう。
デザートブッフェやビュッフェスタイルの軽食タイムを設ければ、会話が弾むきっかけになります。
フォトブースやチェキコーナーを作ったり、テーブルフォトで各卓を回ったりもおすすめです。
写真撮影を通じて笑顔が増え、自然とコミュニケーションが生まれます。
一人ひとりにメッセージを送る
ゲスト全員に宛てた手書きのメッセージは、何よりも心に残る贈り物です。
「来てくれてありがとう」「いつも支えてくれてありがとう」など、短い言葉でも気持ちはしっかり伝わります。
席札にメッセージを添えたり、帰り際に渡すお礼カードに一言添えたりするのも素敵です。
忙しい準備の中でも小さな心配りをすることで、結婚式全体に温かみが加わります。
まとめ:ポイントを抑えてアットホームな結婚式にしよう

アットホームな結婚式にするためには、ゲストがリラックスして過ごせる時間や空間づくりが大切です。
会場選びや演出、スケジュールの工夫次第で、ゲストが自然と笑顔になれる温かな雰囲気を作ることができます。
本記事では、アットホームな結婚式を作るコツや演出のポイントを紹介してきました。
ふたりらしいおもてなしと感謝の気持ちで、心に残る温かな結婚式を叶えましょう。




