様々な挙式スタイルの中で、最近花嫁さんの間で注目が集まっているのが「親族のみの結婚式」
両家の家族や近しい親族だけを招待するアットホームなウエディングスタイルで、10〜30人程度の少人数で行うのが一般的です。
ただ、中には「親族だけの結婚式だと盛り上がらないのでは?」と不安に感じる花嫁さんもいるはず。
せっかくの結婚式なら、親族だけでもしっかり楽しめる演出を取り入れて、思い出に残る1日にしたいですよね。
今回の記事では、“親族のみの結婚式を盛り上げるコツ”と“少人数婚におすすめの演出アイデア”をたっぷりご紹介します。
・親族のみの結婚式を盛り上げるコツ
・少人数婚におすすめの演出アイデア
親族のみの結婚式を盛り上げるコツや演出アイデアを知って、少人数婚らしいアットホームな結婚式を叶えてくださいね。
少人数婚とは?

少人数婚とは、家族や親族、親しい友人など、近しい間柄のゲストだけを招いて行う結婚式スタイルのこと。
一般的には10〜30名程度で行われることが多く、親族のみの結婚式もその一つです。
人数が少ないからこそ、ゲスト一人ひとりに丁寧におもてなしできるのが魅力。
「大切な人たちと、ゆったりとした時間を過ごしたい」という新郎新婦にぴったりのスタイルです。
少人数の結婚式の魅力
- 家族やゲストとゆったり過ごせる
- 準備の負担が少なくてすむ
- 費用を抑えた結婚式ができる
少人数の結婚式には、大人数では味わえない魅力がたくさんあります。
ゲストと過ごす時間を大切にできるのはもちろん、準備や費用の負担を抑えられるのも嬉しいポイント。
ここからは、少人数婚ならではの魅力を具体的にご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
▼家族やゲストとゆったり過ごせる
少人数婚の一番の魅力は、家族やゲストとゆったりとした時間を過ごせること。
家族や親族、親しい友人など、限られた人だけを招くからこそ、温かみのある時間と空間が生まれます。
大人数の披露宴で、一人ひとりとじっくり会話するのは難しいですが、少人数婚ならゲストとの会話や交流を楽しむことができますよ。
▼準備の負担が少なくてすむ
少人数婚は大勢のゲストを招く結婚式に比べて、準備の負担が少ないのも魅力。
式場選びや手配関係もシンプルに済ませることができ、準備にかかる時間とコストを抑えることができます。
招待するゲストの数が少ないため、招待状や席次表の作成も簡単で、二人の個性を表現しやすいのも大きなメリット。
準備の負担を減らして、心地よく結婚式当日を迎えられるのは嬉しいポイントですね。
▼費用を抑えた結婚式ができる
結婚式の総額を抑えられることも、少人数婚の魅力のひとつ。
少人数向けの会場を選べば会場費用も節約でき、その分を衣裳のランクアップやゲストへのおもてなしに回すこともできます。
また、親族はご祝儀を多めに包む傾向があるため、想像以上に自己負担が少なかったという花嫁の体験談も。
費用を抑えつつ、温かいひとときを過ごせるのは少人数婚ならではの良さです。
少人数婚の注意点
- 演出が盛り上がりにくい
- 友人にお披露目できない
少人数婚はアットホームで温かい時間を過ごせるのが魅力ですが、その分注意しておきたいポイントもあります。
演出が盛り上がりにくかったり、友人にお披露目できなかったりと、一般的な披露宴とは違った課題も。
ここからは、少人数婚ならではの注意点を詳しく解説していきます。
注意すべき点を把握して、工夫のある少人数婚を叶えましょう。
▼演出が盛り上がりにくい
特に工夫のない少人数婚や親族のみの結婚式では、会話が続かず盛り上がりにくいことがあります。
当日は、両家の親族が初めて顔を合わせるため、どんな会話をすればいいのか戸惑ってしまうことも。
だからこそ、少人数婚ならではの演出や工夫を取り入れて、ゲストが心地よく過ごせる時間をつくることが大切です。
▼友人にお披露目できない
親族のみの結婚式では、友人を招待しないため「結婚のお披露目ができなかった……」と感じる花嫁もいます。
特に、友人との思い出を大切にしたい人にとっては少し寂しく感じてしまうかもしれません。
その場合は、後日カジュアルなパーティーを開いてお披露目するなど、自分たちらしい形で友人へ報告する場を設けるのも◎
親族のみの結婚式が盛り上がらない原因と理由

親族のみの結婚式は、子どもから年配の方まで幅広い年代が集まるため、盛り上がりにくいと感じることもあります。
ここからは、親族だけの結婚式がなぜ盛り上がりにくいのか、その主な原因を解説します。
あらかじめ理由を理解しておくことで、ゲストが心地よく過ごせる工夫に繋げられますよ。
初対面で共通の話題が少ない
親族のみの結婚式が盛り上がらない1番の原因として、共通の話題が少ないことが挙げられます。
両家の両親は顔合わせ以来、親族同士は初めて会うことが想定されますよね。
そのため何を話せば良いのか分からず、結果的に沈黙の時間が生まれて盛り上がらない可能性があります。
自然と会話が続くように、話題になるアイテムを事前に用意しておくのがおすすめ。
新郎新婦に関するエピソードや写真が見れる、アルバムやプロフィールブックなどを用意すると良いでしょう。
会場が広すぎて寂しく感じる
人数に対して会場が広すぎるケースも、盛り上がらない原因の一つです。
親族のみの結婚式の平均人数は10〜30名なので、広すぎる会場では空きスペースが目立ち、ガランとした印象に。
レストランのような丁度良い広さで過ごしやすい会場を選ぶと、ゲストもリラックスして結婚式を楽しむことができます。
結婚式場探しの段階から、人数に合わせた会場選びを心がけてみてくださいね。
演出の内容が合っていない
親族のみの結婚式が盛り上がらない原因に、選んでいる演出が親族婚向きではないことも考えられます。
人数に合わない演出を取り入れると、すぐに終わってしまったり、間延びしたりして残念な印象に。
たとえば、ブーケトスなどは少人数婚には不向きです。
親族のみの結婚式で取り入れた場合、ほとんどのゲストが遠慮して参加してくれず、寂しい演出になりがち。
演出を選ぶ時は、参加人数や参加してくれそうな人のことを思い浮かべながら決めることが大切です。
年齢層が広い
親族のみの結婚式は、子どもから年配まで年齢層が幅広いこともあり、全員が楽しめる演出を考えるのが難しい場合があります。
年齢の差が大きいと、盛り上がるタイミングや楽しめる内容に差が出てしまい、会場全体の一体感が感じにくくなることも。
事前にゲストの年齢層に合わせた演出やプログラムを工夫しておくことで、親族全員が心地よく過ごせる結婚式に近づきます。
少人数婚を成功させるコツ

ここからは、少人数婚や親族のみの結婚式を成功させるコツをご紹介していきます。
8つのポイントを参考に、ゲストが過ごしやすい結婚式の雰囲気を作りましょう。
1.歓談中の話題になるものを用意する
話題が尽きて沈黙になってしまうのを防ぐため、歓談中の話題になるものを用意しておくと良いです。
ゲストに話題探しを委ねるのではなく、事前にアイテムを用意することで、全員が気兼ねなく楽しめるようになりますよ。
・オリジナルの料理メニュー
・華やかな衣装
・ウェルカムスペースに懐かしい写真を飾る
特に、写真を見ながら思い出話ができるプロフィールブックは、親族のみの結婚式におすすめのアイテムです。
2.料理にこだわる
結婚式の印象を左右する大きなポイントのひとつが料理です。
少人数婚では、ゲスト一人ひとりの好みや食べやすさに配慮した料理を用意することで、満足度がぐっと上がります。
季節の食材を使った華やかな料理やオリジナルのコースやデザートプレートなど、こだわりの料理でゲストをおもてなししましょう。
3.人数に合った演出を取り入れる
盛り上がる結婚式にするために、人数に合う演出や親族で楽しめる演出を取り入れることも大切です。
少人数だからといって、こぢんまりとした演出ばかりだと単調な印象になってしまうので、バランスよく取り入れるのがコツ。
適度に結婚式らしい演出も織り交ぜて、メリハリのある結婚式にしましょう。
・プロフィールムービー
・ケーキサーブ
・席札メッセージ
・キャンドルリレー
・デザートビュッフェ
4.新郎新婦もゲストと同じテーブルを囲む

少人数婚や親族のみの結婚式では、新郎新婦がゲストと同じテーブルを囲むことで盛り上がりやすくなります。
高砂にいるよりも直接会話を楽しむことができ、ゲストとの距離も縮まるでしょう。
円卓ならゲスト全員の顔を見ることができ、隣同士だけでなく同じテーブルのゲストとの会話を楽しむことが可能です。
晩餐会のような流しテーブルの場合は、結婚式らしい温かさとフォーマルさを兼ね備えた雰囲気に。
二人のイメージにあうスタイルで、会話を楽しめる工夫をプラスしてみてください。
5.少人数専用の会場を選ぶ
広すぎる会場では閑散とした印象を与えてしまうので、少人数婚に合う会場を選ぶことも大切。
人数にあった会場にすると、新郎新婦とゲストの距離が近くアットホームな雰囲気で結婚式を行うことができます。
・丁度良い広さでガランとしない
・プライベート空間が保たれている
・ガーデンなどもゆったり使える
・親族のみの結婚式の実績が豊富
少人数婚にぴったりな会場を選んで「等身大で過ごしやすい結婚式」を実現しましょう!
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com
6.ゲスト一人ひとりへ丁寧におもてなしする
少人数婚では、ゲスト一人ひとりへの丁寧なおもてなしも重要。
席札メッセージやプチギフトなど、二人からの細かい心配りがあると、ゲストも楽しみながら過ごすことができます。
一人ひとりに「来てよかった」と思ってもらえる工夫を取り入れて、少人数婚を成功させましょう。
7.ゲスト参加型の演出を行う
少人数婚ではゲストが参加できる演出を取り入れると、より一体感が生まれます。
ゲスト一人ひとりの存在感が増すので、参加型の演出は親族のみの結婚式を盛り上げるのに効果的。
全員が参加できる演出を取り入れると、より和やかで思い出深い時間になりますよ。
・ゲストインタビュー
・フォトラウンド
・キャンドルリレー
8.サプライズを用意する
少人数婚でも小さなサプライズを取り入れると、印象深い結婚式になるのでおすすめ。
誰でも気軽に楽しめるサプライズなら、アットホームで温かい雰囲気を壊さずに盛り上げることができます。
サプライズを計画的に取り入れて、少人数ならではの温かな雰囲気を楽しみましょう。
少人数婚におすすめの演出アイデア10選

ここからは、少人数婚や親族のみの結婚式にぴったりの演出アイデアをご紹介します。
ゲストが自然と会話を楽しめたり、アットホームな雰囲気がより深まったりと、少人数ならではの時間を盛り上げるアイデアを厳選。
ご紹介する10個のアイデアを参考に、温かく思い出に残る結婚式を叶えましょう。
1.パーティー中に親族紹介を行う
あえてパーティー中に親族紹介をすることで、和やかな雰囲気になり、結婚式も盛り上がります。
親族紹介とは、これから親族となる両家が、自分の家族を紹介しあう儀式のこと。
一般的には挙式前に行われることが多いですが、パーティー中ならリラックスした状態で参加することができます。
また、披露宴の前半に行うことで、ゲスト同士が打ち解けやすくなるという効果も。
自己紹介ではなくインタビュー形式を取り入れると、よりアットホームな演出になりますよ。
2.席札メッセージ
少人数の結婚式だからこそおすすめなのが、ゲスト一人ひとりへの席札メッセージ。
席札に新郎新婦からのメッセージを書いておくことで、ゲストへの小さなサプライズになります。
席札はゲストが必ず目にするアイテムなので、自然とメッセージを読んでもらえるのも嬉しいポイント。
大人数の場合は準備が大変でも、親族のみの結婚式ならストレスなく準備できるので、忙しい新郎新婦にもおすすめです。
3.プロフィールブック
結婚式中の話題に不安がある場合は、プロフィールブックが大活躍します。
プロフィールブックとは、2人のプロフィールや馴れ初めなどを載せたオリジナルのペーパーアイテムのこと。
挙式スタイルや人数に関係なく作成でき、おしゃれな結婚式を演出できるとして、花嫁さんから大人気のアイテムです。
・幼い頃の写真やエピソード
・ゲスト紹介
親族のみの結婚式の場合は、子どもの頃の写真やエピソードなど、懐かしい話に花が咲くような項目を取り入れると良いでしょう。
4.ケーキサーブ
ケーキサーブは、少人数婚に華やかさを添えてくれるおすすめの演出です。
新郎新婦がゲスト一人ひとりにケーキをサーブするのは「幸せのお裾分け」という意味もあり、結婚式らしい特別な時間に。
親族のみの結婚式は座って会話する時間が多くなりがちなので、動きのある演出を取り入れて、盛り上がるパーティーにしましょう。
5.和装にお色直し
演出に頼らず盛り上がる式にしたい場合は、和装へのお色直しがおすすめ。
和装をみたいという両親や祖父母は意外と多く、親族のみの結婚式では喜ばれることも多いです。
和装に着替えることで会場の雰囲気もガラッと変わるので、残る写真も変わり映えするのが魅力。
式後にアルバムを見返した時も、素敵に残せるのは嬉しいですよね。
6.フォトタイム
ゆったりと過ごせる少人数婚こそ、フォトタイムは取り入れるべき演出です。
ゲストを多く呼ぶ場合は、時間内に全ての演出をしなければならないため、ゲストにもテキパキ動いてもらう場面が出てきます。
時間にゆとりがある親族婚の良さを生かして、たっぷりフォトタイムを取りましょう。
司会のアナウンスを入れ、フォトタイムという演出にしてしまえば、ゲストも遠慮することなく写真を取りに来てくれますよ。
7.プロフィールムービー
親族メインの結婚式には、新郎新婦の生い立ちをまとめたプロフィールムービーが最適。
ムービー系の演出は、会場の雰囲気をガラッと変えてくれる効果があるので、披露宴にメリハリをつける上でもおすすめです。
特に、プロフィールムービーは感動的な演出なので、親族からの評判も良いでしょう。
▼こちらの記事でも詳しく解説しています!
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/9623/
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/14206/
8.子育て感謝状
子育て感謝状とは、今まで育ててくれた両親へ感謝の気持ちを感謝状にして、幼い頃の写真と共にプレゼントするもの。
生まれてから今日までの日数が書かれているので「こんなに日が経ったんだ……」と感慨深い気持ちになり、親族婚にピッタリです。
子育て感謝状と共に、両親へ感謝を伝えるシーンを作り、心に刻まれる温かな結婚式にしましょう。
▼子育て感謝状の作り方を見る
URL:https://72wedding-idea-box.com/2023/12/21/kosodatekansyajodiy/
9.キャンドルリレー
キャンドルリレーは、会場全体が幻想的な雰囲気に包まれる人気の演出です。
ゲストからゲストへキャンドルの火をつなぎ、二人のキャンドルに火を灯すことで「幸せを繋ぐ」という意味も込められています。
少人数婚ではゲストの表情がよく見える距離感だからこそ、キャンドルリレーは温かな一体感を感じられる演出です。
親族や身近なゲストとともに温かな時間を過ごしたい花嫁さんは、ぜひ取り入れてみてください。
10.挙式の様子をムービーで流す
挙式のみの場合や、海外で挙式をした場合には、パーティーで挙式の様子を上映するのもおすすめです。
二人の入場や誓いのシーンを改めて振り返ることで、会場全体が感動に包まれ、披露宴の印象もより深まりますよ。
挙式ムービーを取り入れて、少人数婚でもしっかりと「結婚式らしさ」を感じてもらえる時間を演出しましょう。
まとめ:演出と会場選びを工夫して親族のみの結婚式を盛り上げよう!

いかがでしたか?
今回は、親族のみの結婚式でも盛り上がるコツとおすすめ演出10選をご紹介しました。
盛り上がらないイメージを持たれがちな親族のみの結婚式ですが、工夫次第で心温まる結婚式を実現することができます。
特に、会場と演出選びは当日の雰囲気を大きく左右するので、式場見学の段階から少人数専門の式場を探すと安心ですよ。
親しい人だけを招いたからこそ叶う結婚式。
ぜひ、自分たちらしい工夫を取り入れて、盛り上がる素敵な結婚式にしてくださいね。




