結婚式の二次会が終わったあと、「まだ帰るのはもったいない」「もっとゲストと語り合いたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんなときは結婚式の三次会を開催しましょう。
披露宴に比べて二次会がカジュアルな場であるように、三次会も二次会よりもカジュアルな場です。
「結婚式の三次会って何するの?」
「どのくらいの費用がかかるの?」
「どんな服装で参加すればいい?」
この記事では二次会から三次会への流れや、開催場所など準備方法を分かりやすく解説します。
二次会後に続けて三次会へ参加する方を担当したこともあるので、実際の様子をお届け!
三次会のポイントや注意点も紹介するので、三次会を開催したい方は参考にしてみてください。
結婚式の三次会とは
結婚式の三次会は、二次会よりもカジュアルに過ごす自由な集まりです。
三次会を行うかどうかは、新郎新婦やゲストの気分によって決まり、参加も自由。
平たく言えば普通の飲み会になることがほとんどですが、ちょっとした演出を行うことも可能です。
基本的にはその場のノリで何をするのか決まります。
三次会の雰囲気
三次会は二次会よりもさらにカジュアルな雰囲気が特徴で、友人同士の飲み会のような場になります。
特に二次会をアフターパーティーや二部制パーティーとして開催した場合は、三次会からが本番だと語る新郎新婦も。
マナーやルールは特にありません。
堅苦しい結婚式らしさよりも集まった友人と楽しい時間を共有することが目的の集まりです。
三次会の開催場所
結婚式の三次会はよりカジュアルに、居酒屋やボウリング場、カラオケ、バーなども選択肢です。
二次会の会場近くで遅くまで営業している居酒屋を選ぶと、参加しやすく移動もスムーズでしょう。
披露宴も二次会も時間通りに解散できるとは限らないため、開催場所は事前に予約はせずその場で判断します。
事前の予約は不要ですが、当日0から探すのではなくある程度目途を付けておくのがおすすめ。
参加者みんなが気軽に会話やお酒を楽しめる雰囲気を重視し、自分たちに合った会場を選ぶことが大切です。
1.居酒屋
居酒屋は、結婚式の三次会でよく選ばれる定番の一つです。
最大のメリットは、ゲストが気楽に自然体で参加できる点でしょう。
いつもの飲み会のような雰囲気で、わいわいとカジュアルに楽しめます。
二次会の会場近くにあれば移動もスムーズで、遅い時間まで営業している店舗が多いのも魅力です。
一方で、結婚式の特別感や華やかさといった雰囲気には欠けるというデメリットもあります。
あくまで飲み物メインの「飲み会」という形になるため、フォーマルな演出などには向きません。
2.カラオケ
ゲスト同士で歌を歌ったり、新郎新婦の思い出の曲を歌ったりと、アットホームで一体感が生まれやすいのがメリットです。
また、飲食物の持ち込みが可能な店舗を選べば、費用を抑えることも。
一方で、週末や祝日の夜は人気が高く大人数での利用が難しい場合もあります。
参加人数が多い場合は、全員が入れる広い部屋を確保しなければなりません。
歌うことが苦手な参加者がいる場合、楽しめない可能性があることも考慮しておきましょう。
新婦や新郎も、全ての参加者が楽しめるような配慮ができると良いですね。
三次会のヘアメイク
三次会のヘアメイクは、基本的に二次会と同じスタイルのままで問題ありません。
多くの場合、二次会ではお引上げがないため、三次会に向けて新たにセットし直すことはないと言ってよいでしょう。
披露宴から二次会まで同じ結婚式場で行う場合はお引上げがあることもありますが、大きく変えることは稀です。
三次会の演出
三次会では新婦へのサプライズや余興、スピーチなどフォーマルな演出は基本的に行いません。
ゲスト同士が自由に会話や食事を楽しむのがメインの目的です。
結婚式はゲストとの交流時間が短いので、三次会で存分におしゃべりを楽しんでください。
何かやりたい場合も、初めの乾杯挨拶と締めの挨拶くらいの進行内容で十分です。
不安な場合は、演出なしで盛り上がるコツを紹介しているこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7604/
三次会をやるときの手順
結婚式の三次会は事前に細かい段取りを決めず、その場の流れを大切にするのが特徴。
その分グダグダになってしまうことも多いので、事前に段取りを把握しておけるとスムーズです。
流れとお店の候補が頭に入っているだけで当日の動きが変わってくるでしょう。
1.開催場所を探す
結婚式の三次会の開催場所は、二次会の会場近くで遅くまで営業している居酒屋やカラオケ店が人気です。
三次会はお酒と会話を楽しむ場なので、参加者が集まりやすくゆっくり過ごせる空間を重視して選びましょう。
参加人数に合った広さや設備をチェックし、候補を事前にいくつかピックアップしておくのが重要です。
2.その場で参加者を募る
二次会の終了後その場で三次会に行くかどうか声をかけ、集まったメンバーで開催しましょう。
予約も当日に人数を確認してから行うので、大事なのはその場のノリ。
新郎新婦が乗り気かどうかも重要なポイントです。
四次会までやる気だったのに、飲まされてそれどころではなくなった新郎もいました。
また、三次会から参加するメンバーがいてもOKです。
途中参加のメンバーがいる場合は、ドレスコードなどあれば連絡しましょう。
周りがスーツで決め込んでいるので、フォーマルめでお願いするのがおすすめです。
3.終電時間を調べる
結婚式の三次会は深夜まで盛り上がることも多く、つい飲みすぎてしまう方も。
そのため全員が安心して帰宅できるよう、最寄り駅の終電時間を事前に調べておくことが大切です。
終電時刻を把握しておくことで、終了時間の設定やタクシー配車の検討がしやすくなます。
ゲストにも自分の終電時間を確認するように促しましょう。
4.参加費用は事前徴収する
三次会の費用は、一般的な飲み会と同じように参加者で割り勘にするのが一般的です。
ただし、お酒が入った状態での集金は回収漏れや会計の混乱が起こりやすく、トラブルになることも。
おすすめは二次会がお開きになった後、三次会を開催する最初のタイミングで費用を徴収することです。
会費を事前に集めておけば、スムーズに気持ちよく楽しむことができるでしょう。
集めたお金の管理だけはきちんとしてくださいね。
三次会を成功させるポイント
最後まで楽しく過ごすためのポイントを解説します。
結婚式という一生に一度の日の締めくくりを笑顔で過ごしましょう。
新郎新婦が率先して予約する
三次会では幹事がいませんので新郎新婦が率先して動きましょう。
自分たちが主体となることでゲストへのおもてなしにもなります。
二次会では友人に幹事を任せた場合も、今度は新郎新婦が動きましょう。
また、もし幹事代行サービスを利用して二次会を開催した場合は、お開き後に精算などの手続きがあります。
ゲストを30分程度待たせることもあるので、その場合は友人に幹事をお願いするとスムーズです。
二次会の会場を延長できないか確認しておく
会場によっては二次会から引き続き同じスペースを使えるため、スムーズに三次会へ移行できます。
もし延長可能であれば移動や会場探しの手間が省けるので、かなり楽です。
貸切時間は決まっていることがほとんどですが、一般営業を開始して一部のスペースだけ使い続けることができることも。
二次会の会場が決まったら一緒に確認しておくのがおすすめです。
開催はその場のノリで決める
結婚式の三次会は、二次会後の雰囲気や参加者の希望に合わせて自然に開催されるのが理想です。
あくまで自由参加にすることで、参加者がリラックスして楽しめます。
事前に決めておいてしまうと当日にハプニングがあっても対応できませんし、強制参加だと思われてしまうかもしれません。
場所や予算の目安だけ考えておき、臨機応変に対応できるようにしておくことが、三次会を成功させるポイントです。
ゲスト全員に声をかける
三次会は二次会よりも自由度が高く、参加も任意となるため二次会の終了時に希望者を募る形式が一般的です。
この際、内輪だけで声をかけるのではなく、二次会に参加したゲスト全員に三次会の開催についてアナウンスすることが大切。
全員に声をかけることで、参加を希望するゲストが気兼ねなく参加でき、参加者間に垣根を作りません。
事前に三次会を行うことが決まっている場合は、お見送りの際に三次会の案内カードなどを手渡しするのも良い方法です。
ナンパや浮気する酔っ払いに対応する
お酒が入って楽しい雰囲気になりやすい三次会ですが、中には羽目を外しすぎてしまうゲストもいるかもしれません。
他のゲストへのナンパや、パートナーがいる方への不適切なアプローチなど迷惑行為をする方がいないか注意しましょう。
新郎新婦が率先して注意してもよいですが、周りのゲストにお任せできると安心です。
ただし、状況に応じて新郎新婦や、信頼できる友人に協力を仰いでおくことも検討しましょう。
ゲームなどを企画している場合は、ビンゴゲームなど身体接触のないものがおすすめです。
三次会に関するよくある質問
三次会についてよく聞かれた疑問についてお答えしていきます。
よりよい三次会を開催するための参考にしてみてくださいね。
Q.新郎新婦は別々でもいい?
A.一緒にいる必要はなく、別々のグループで過ごしても問題ありません。
三次会はフォーマルな場ではないため、新郎新婦それぞれが親しい友人と過ごしても大丈夫です。
男性グループと女性グループに分かれて行動するケースも珍しくありません。
三次会に誰が参加するのかや、ゲストの反応を見て決めてもよいでしょう。
Q.三次会用の着替えを用意するべき?
A.着替えなくてもOKです。
三次会に服装の決まりはありません。
二次会の衣裳のままでOKですが、花嫁は着替えを持参するというパターンが多かったです。
カジュアルなウエディングドレスからおしゃれなドレス風のワンピースに着替える方がほとんど。
新郎はジャケットだけを脱いでベスト姿で三次会へ向かったり、私服に着替える方などばらつきがありました。
二次会用に衣裳をレンタルしている場合などは私服に着替えましょう。
きれい目な普段着で大丈夫です。
Q.三次会にゲームや景品は必要?
A.必須ではありませんが、あると盛り上がります。
三次会は会話を楽しむ場なので、無理に企画する必要はありません。
取り入れるなら、ゲスト同士の交流のきっかけになる簡単なゲームがおすすめです。
景品も特に必要はありませんが、用意する場合は持ち運びやすさ重視で選ぶのがおすすめ。
準備が簡単なゲームを紹介している記事もあるので、参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7278/
Q.二次会の幹事に三次会を任せてもいい?
A.基本的には幹事を立てません。
結婚式の三次会は二次会とは異なり、事前の計画はあまり立てずに参加したいゲスト同士で開催することが一般的です。
新郎新婦が中心となって進行しますが、人数が多い場合やスムーズに進めたい場合は、友人にお手伝いをお願いすると良いでしょう。
二次会の幹事を担った友人の負担を減らすためにも別の人に頼むなど気遣いができるとなお良いです。
Q.何時まで開催するの?
A.三次会の閉宴時間に決まりはありませんが、終電の時間は必ず確認しておきましょう。
三次会は好きな時間まで楽しんでOKですが、遅くなりすぎると帰宅が困難になります。
ゲストの翌日の予定にも配慮し、帰りたいゲストがいれば無理に引き止めず見送ってください。
話題は尽きないかもしれませんが、2時間が解散までの目安の1つです。
まとめ:結婚式の1日をめいいっぱい楽しもう
結婚式の三次会では披露宴、二次会では足りなかったゲストとの時間を過ごすことができます。
しかし、三次会を開催するかどうかは当日次第ということが多く、柔軟に対応できる準備が大切です。
お店の候補をリサーチしたり、終電を調べるなど安心して参加できる状態を整えてくださいね。
本記事も参考に三次会まで楽しみましょう。