結婚式の二次会は開催しますでしょうか。もし迷っているのであれば、開催する方がおすすめです。さて、いざやろうとするとどこに決めればいいのか、そんな悩みがでてきます。本記事を参考に会場を決めてもらえれば嬉しいです。雰囲気や人数、予算という基本的な観点以外にも、アフターパーティーをするのであれば気にしたいチェックポイントも5つ紹介しています。当日になってみて初めて気づく、先に確認しておけばよかったと思われがちなポイントを厳選したので、理想の店舗探しの参考にしてみてください。二次会とはいえ結婚式のアフターパーティーですから、失敗したくありませんよね。最後の最後まで気を抜かずに準備をしていきましょう。
また、アフターパーティーといってもそのバリエーションは広いです。ただの飲み会から友人向けのフォーマルパーティーまでいろいろあります。本記事はカジュアルなアフターパーティーからフォーマルなパーティーまでを想定した店舗の決め方を紹介する記事です。普通の飲み会とは違う、アフターパーティーならではの気にする点もあるので最後まで見ていただければ幸いです。どんな会にするか決まっていない方も目を通してみてください。
アフターパーティーを開催しよう
「初めからやるつもりだった」「楽しみにしてるよって言われちゃった」「披露宴に呼べなかった人を呼びたい!」等々、結婚式のアフターパーティーを開催する理由は様々です。
開催することを決めたのはいいけれど、何から始めたらいいか分からないという幹事様は少なくありません。アフターパーティー幹事の経験や飲み会幹事の経験があれば進めやすいですが、そんな経験はない人がほとんどです。
本記事ではまず始まりの一歩である、会場の決め方を解説します。結婚式と同じで、開催場所をどこに決めるかがとても重要なのです。
アフターパーティーの開催が決まったら、早めに場所を探し始めてください。のんびりしていると挙式披露宴の準備に翻弄され、アフターパーティーなんて考えられなくなります。余裕がなければ思い切って友人に全て任せるか、幹事代行会社の利用がおすすめです。
事前に決めておくこと
二次会の開催場所を決める際に、事前に決めておくといいことがあります。それは、以下の5つです。各項目についても説明していきます。
- 日時
- 人数
- エリア
- 予算
- 雰囲気
●日時
日にちはもちろん結婚式を行う日ですが、見落としがちなのが時間です。披露宴のお開き時間を確認しておきましょう。
そこから1.5時間後~2時間後にアフターパーティーを開宴する人が多いです。とはいえ確実なのは式場のプランナーさんに確認することです。
開宴は新郎新婦様が店舗に到着する時間、入場する時間のことを指します。ただの飲み会にするのであればもう少し間隔は短くてもいいかもしれません。ただ、当日ハプニングが起こり時間に間に合わないということはよくあったので、余裕はあった方がいいです。
●人数
目安の参加人数を決めておきましょう。貸切で考えている場合はだいたい40名くらいから、が目安になります。もちろん小さい店舗であればもっと少ない人数で貸し切れますが、ウエディングパーティーらしさは薄れやすいです。
披露宴に参加した人はそのままアフターパーティーにも参加するという印象があります。少なめに見積もってもいいので、人数を大まかに決めてから場所を探してください。
貸切であっても、そうでなくても店舗側が当日何人までなら飛び入り参加できるかも合わせて確認できるとなおいいですね。
●エリア
どのエリアで開催場所を探すか、についての項目になります。基本的に式場の最寄り駅エリアで探せば大丈夫です。ただ、注意点が1つあります。それは、最寄り駅が大きい駅でない場合です。
小さい駅が最寄り駅の場合、周りに飲食店がない・少ないパターンが考えられます。そうすると選択肢が限られ、店舗決めが難航しやすいです。2,3駅くらいの移動は苦に感じないゲストがほとんどですから、近くに大きい駅があるのであればそこまで移動することも視野にいれて探してみてください。
●予算
予算についても決めておいた方が店舗決めは楽です。だいたい一人あたりの飲食代は4,000円~5,000円くらいのところが多いですから、それに人数をかけた金額を目安に考えてみてください。
●雰囲気
意外と重要なのが、希望する雰囲気を考えておくことです。細部までこだわる必要はないのですが、ざっくりカジュアルなのかフォーマルなのかだけでも決めてから探し始めてください。
居酒屋で話せればいいのか、景色のいいところでアフターパーティーがしたいのかで見る店舗は変わって来ます。新郎新婦様とは別に幹事様がいて、幹事様が会場を決める場合は希望する雰囲気にすれ違いがないようすり合わせを行いましょう。
厳選チェックポイント
事前準備が済んだらいよいよ店舗を探していきます。「最寄り駅名+結婚式二次会」で検索するのが一番早いです。アフターパーティーに使える店舗のまとめサイトなどもあるので、どんどん活用してみてください。このステップで、雰囲気や人数、予算の合う店舗を3~5つくらいピックアップできるといいです。
貸切の場合は、各店舗で最低保証料金・人数が設定されているのでそれを参考にしてみてください。ただ、HPに載っている情報は最安値であり、あくまでも参考価格であるという視点を持っておいた方がいいです。特に最低保証料金・人数は時期によって変動します。
次にアフターパーティーの開催場所として利用するのであればぜひチェックしてほしい項目を5つ挙げているので、以下参考に絞り込み、優先順位付けを行ってみてください。
- メニュー内容について
- 貸切時間
- マイクについて
- 喫煙可否
- お手洗いの数、綺麗さ
●メニュー内容について
まずはメニュー内容についてです。飲食代が上がれば内容は豪華になりますし、下がれば軽食中心になります。そしていくつか選択肢があったときに考えてほしいことがありまして、それは披露宴からの参加率です。
披露宴ではコース料理が出されるので、披露宴からの参加率が高いのであれば、アフターパーティーは軽食中心で問題ありません。ゲストがパーティーに求めるのは、久しぶりにあった友人との時間および新郎新婦様との時間です。そのため、食事内容ではなく、ドリンク内容を充実させることをおすすめします。
食事内容を軽くして、その分ドリンク内容のグレードアップができないか、と店舗側に交渉することも1つの手です。
●貸切時間
時間についても確認しましょう。本当にあっという間に時間は過ぎてしまいますので、2時間はアフターパーティーの時間としてほしいですね。
貸切の場合、全体で3.5時間あるといい感じです。準備30分、受付30分、パーティー時間2時間、後片付け30分という内訳になります。この場合の開宴時間は、準備と受付が済んだ状態である、貸切開始時刻から1時間後です。
●マイクについて
アフターパーティーらしくするアイテムとして、マイクについても意識を向けるとよりよいパーティーに近づきます。マイクは使えるのかどうか、何本あるのか、有線タイプか無線タイプかを確認します。
マイクは司会者用と新郎新婦様用、予備にもう1本の合計3本あると安心です。もし、有線か無線かを選べるのであれば、有線のマイクをおすすめします。確実性があり、混線の心配がありません。
結婚式の司会者から聞いたのですが、過去に会場の無線マイクと選挙カーのマイクの周波数が同じで混線してしまったというトラブルがあったそうです。滅多にあることではないですが、選べるのであれば有線マイクの使用がおすすめです。
●喫煙可否
店舗内、または近くに喫煙可能な場所があるかどうかもチェックしましょう。場内での喫煙が可能であっても、非喫煙者に配慮して場内禁煙にするパターンが多かったです。その場合の喫煙場所も店舗決めに必要な要素の1つになります。
●お手洗いの数、綺麗さ
できれば確認したいのが、お手洗いの数と綺麗さです。特に人数が多くなってくると混雑しがちなので、大人数の場合は数が十分にあるかも確認しましょう。そして、汚れていないかも見落としがちですが大事なポイントです。お手洗いが汚れているとせっかくの気分も台無しになってしまいます。
以上のチェックポイントも参考にさらに1~3店舗くらいまでに絞り込み、希望度順をつけましょう。次はいよいよ問い合わせです。
店舗への問い合わせ方
第一希望の店舗から問い合わせしていきます。結婚式のアフターパーティーの開催場所を探していること、空きや料金について知りたいことを伝えましょう。
担当の人が出たら、日時とだいたいの人数を伝え空きがあるかの確認をしてもらいます。空きがあったら、料金を確認していきましょう。飲食代や貸切に必要な料金・人数、その他かかる料金があるのかどうかを聞きます。
続いてその他確認したいことを聞いてください。ムービーを流すことが決まっていたら、この時点で放映が可能かどうかを確認するといいです。何か交渉事をするのもこのタイミングになります。
少し長い問い合わせになりますので、お昼時は避けて問い合わせができるとベターです。
確認作業が終わったら、下見の予約や仮予約に移ります。下見は一般のお客さんとして店舗を訪れるという方法でもいいです。最終的に1店舗に決めて本予約の連絡をします。
代行会社の利用もアリ!
「幹事って大変だな」「アフターパーティーまで手が回りそうにないな」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。けれどアフターパーティーを諦めたくない、そんな新郎新婦様は幹事代行の業者の利用がおすすめです。
アフターパーティーの準備をプロに丸投げでお任せでき、自分たちは挙式披露宴の準備に専念できます。挙式披露宴もアフターパーティーも手を抜きたくない新郎新婦様は検討してみてください。
「二次会」でも抜かりなく
二次会とはいえ、結婚式のアフターパーティーですから台無しにはしたくないですよね。入念な準備が成功のカギです。幹事様は当事者意識を持つことが大切だと感じています。
会場は雰囲気や人数、予算が合うかで選び、チェックポイントを参考にさらに絞り込んでもらえれば幸いです。本記事を参考に理想の店舗が見つかることを祈っています。