結婚式のゲストをリストアップしてみると、職場の方や親戚、友人など合わせて80人くらいになる新郎新婦さまも多いでしょう。
80人というと大規模な結婚式をイメージして、総額費用がいくらくらいになるのか不安になることもあるかもしれません。
本記事では、ゲストが80人ほどの結婚式の費用や節約する方法、式場選びのコツなどをご紹介しています。
80人ほどの結婚式がどのようなものか知ることで、大人数でも安心して結婚式を挙げられるといいですね。
80人規模の結婚式と費用
まずは、ゲストが80人ほどの結婚式がどういうものか見ていきましょう。
全国的な招待客の平均人数は60人前後ですが、100人を超える結婚式が一般的な地域もあります。
80人程度であればそれほど特別なことではありません。
ゲストの人数が多いと、費用がどのくらいかかってくるのか気になるところです。
80人ほどの結婚式を挙げる際の相場や、自己負担金についてご紹介します。
ゲスト80人はよくある人数
結婚式に招待するゲストが80人ほどになるのはよくあることでしょう。
ある程度の広さの会場であれば、テーブルセッティング次第で十分に座れるので会場選びに制限があることもありません。
プランナーは大人数での結婚式をプロデュースし慣れているので、不安なことがあればプロに任せておくのが1番でしょう。
人数の多い結婚式では割引サービスなどを受けやすいメリットもあるので、予約する際に上手に交渉することがおすすめです。
平均費用は400万円ほど
ハナユメの調査*では、ゲストが80人程度の結婚式の平均的な費用は403万円という結果が出ています。
一般的に多い60人規模の結婚式に比べて人数も多い分、総額の費用は高くなることが多いでしょう。
お料理や引出物などゲスト1人ずつに用意するおもてなしの費用は、ゲストの人数が多ければ多いほど費用がかさむからです。
しかし、会場費や演出代などは人数に関わらず金額は固定なので、1人当たりに換算する金額は人数が多いほど安くなります。
つまり、80人ほどの大規模な結婚式だからお金がかかるというよりも、おもてなしの費用と固定費用のバランスが大切というわけです。
*出典元:ハナユメ結婚式準備ガイド(https://hana-yume.net/howto/guest-eighty/)
自己負担は150万円~
結婚式では当日ご祝儀をいただくので、80人ほどの結婚式でも実質的な自己負担の金額は150万円前後になる場合が多いでしょう。
自己負担の金額は結婚式の総額費用から、ご祝儀でもらえる金額や親から援助してもらえる金額を差し引いて算出します。
ご祝儀でもらえる金額については、友人からは3万、来賓や親族からは5万くらいが相場でしょう。
夫婦で出席するゲストは夫婦で1つのご祝儀になるので、ゲストの人数分ご祝儀がもらえるわけではありません。
そこで、ご祝儀のお礼として渡す引出物の数で計算すると、よりリアルな金額を算出することができます。
結婚式を予算内で実現するポイント
ここからはなるべく予算内で結婚式をあげるためのコツを伝授します。
参考にしながら予算を検討して、理想の結婚式を叶えられるといいですね。
会場決定前に費用を抑えるための5つのアプローチ
大人数の結婚式では費用も高くなってくるので、上手に節約するための方法を5つご紹介します。
会場を決定する前に検討すると良いでしょう。
1.安くなる日にちを狙う
結婚式は六曜のお日柄の良い日に挙げると良いとされています。
六曜とは暦に記されたその日の吉凶を表すもので、『大安』や『友引』が結婚式のお日柄として人気です。
一方『仏滅』は縁起が良くない日柄とされていて、結婚式などの祝い事は避けた方が良いと考えられています。
お日柄にこだわりのない方は『仏滅』の日に結婚式をすると、幾分か安価な金額で会場を押さえられるでしょう。
最近ではお日柄を気にして日取りを決定する方は少なくなってきました。
加えて『仏滅』を物が一度滅んで再び始まる日と捉える動きもあり、昔ほど不人気というわけでもありません。
2.安くなる時間を狙う
六曜は時間帯によって吉凶が変化すると考えられています。
『先勝』は午前中は吉、午後からは凶、反対に『先負』は午前中が凶、午後からは吉とされています。
また『赤口』は午前11時〜午後1時の間は吉ですが、それ以外の時間帯は凶となります。
結婚式はこの吉とされている時間帯で行うことが多いですが、吉以外の時間帯は割引サービスを利用できるかもしれません。
遠方からのゲストの来館時間など吉凶以外の要素も重要になってくるので、六曜にこだわらず安くなる時間帯を狙うのも賢い選択です。
3.オフシーズンを狙う
気候の穏やかな春や秋は結婚式でも人気のシーズンです。
真夏の暑い時期や寒さがしみる冬などは結婚式においてもオフシーズンとなり、価格を押さえやすいでしょう。
具体的には、雨が多くなる6月頃からお盆明けの8月末まで、冬は年末年始のある12月頃から寒さの厳しい2月までとなります。
4.他式場と比較して交渉する
結婚式場を何件か回って比較することで、値段交渉をすることもできます。
1番本命の結婚式場は最後に訪れることがおすすめ。
いくつか式場を回ると相場観がわかってきたり、先に見学した式場の見積よりもお値打ちな見積をお願いすることもできるでしょう。
プランナーとの交渉方法については以下の記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/5960/
5.カードで決済する
結婚式の費用を支払う際のクレジットカードを利用するというのも節約につながる1つの方法です。
クレジットカードは支払う額に応じてポイントが貯まるサービスがあり、還元率0.5〜1%ほど。
結婚式の費用は額が大きいのでポイントもたくさん貯まりやすいでしょう。
ただし式場によってクレジットカードを利用できるかどうか、限度額がいくらに設定されているかなど事前にしっかりと確認が必要です。
見積もり額をなるべく上げないコツ
自分たちが理想とする結婚式のイメージを固めて、より具体的な内容で見積を作ってもらうことが大切です。
あとから追加する商品を減らすことで、契約した後に見積額が上がってしまうことを防げるでしょう。
また節約のために自分たちで準備して持ち込みしようと思っていても、持ち込み料がかかってしまう場合もあるかもしれません。
見積の段階で持ち込み料についても確認しておくことで、見積額よりも上がってしまうことを避けることができます。
自己負担を軽減させるための工夫
自己負担の金額をなるべく減らすためには、結婚式場に支払う費用を節約することと親などに援助してもらう2つのパターンがあります。
結婚式の費用を少なくするためには、こだわるところと節約するところとメリハリをつけることが大切です。
また親からの支援は曖昧に当てにするのではなく、援助が必要ならば前もって自分たちから依頼するとよいでしょう。
両家できちんと話し合いの場を設けて、どのくらい援助してもらえるか確認しておけば安心です。
80人規模の結婚式を成功させるコツ
大人数になるとゲスト1人ずつへの細やかなサービスが行き届きにくくなることもあるかもしれません。
ここからは、ゲストの人数が多い結婚式ならではの気を付けたい注意点を5つご紹介します。
ポイントを押さえて、大人数だからこそ賑やかで盛り上がる結婚式にしたいですよね。
挙式会場の選び方
挙式会場は披露宴の会場に比べて規模が小さい場合が多いので、最大で何人収容できるか確認することが大切です。
例えば、挙式は立ち見でなるべく詰めて参列してもらうなど工夫をすると良いかもしれません。
また、ガーデンでの挙式など解放感のある空間だと大人数でも狭さを感じることなく楽しんでいただけます。
披露宴の会場選びのポイント
披露宴会場は何人掛けのテーブルを何卓置くかによって、スペースに余裕があるかどうか決まってきます。
会場に置ける最大のテーブル数を置いてしまうと、テーブルとテーブルの間が狭くなってしまうでしょう。
ゲストをリストアップする時点で同じテーブルになる人をイメージして、少し余裕のあるテーブル数になるのが理想です。
80人を少し超える場合は、100人程度収容できる会場を選ぶ方が無難でしょう。
料理やドリンク、引出物の選び方
料理やドリンク、ペーパーアイテムや引出物などは、ゲスト1人ずつに用意するアイテムなので人数が多ければ金額もかさみます。
アイテム1つは少しの金額差でも80人分となると大きな金額が動くことになるので、グレードアップする時は慎重にしましょう。
ただし、お料理や引出物はゲストをおもてなしするための商品なので、あまり節約しすぎるとケチケチした印象を与えてしまうことも。
お料理などこだわりたい部分は納得の商品を選び、その分ドリンクはお値打ちコースを選ぶなど、メリハリをつけるのがおすすめです。
移動時間を考えたプログラムの組み方
人数が多い結婚式では、移動時間を考慮したプログラムにするとゆったりと楽しめます。
受付から挙式会場へ、挙式後には披露宴会場へと80人が移動するのは意外と時間がかかります。
披露宴でも80人分の料理コースの配膳や、お手洗いのタイミングなどを考えた時間配分がおすすめ。
テーブル数が多いとテーブルラウンドの時間も長めにかかります。
あまり内容を詰め込みすぎず歓談多めのプログラムだと、大人数のゲストとも写真や会話を楽しめる結婚式になるでしょう。
大人数で楽しめる演出の選び方
人数が多いと会場も広く、端の席のゲストからは新郎新婦さまとの距離が遠く感じることもあります。
そのため手元で行われる演出は見にくく、会場内でも盛り上がりに差がうまれてしまうことも。
1メートルもある巨大なクラッカーや大きなバルーンを割るスパークバルーンなど、なるべく大きくて派手な演出を取り入れることがおすすめです。
インパクトのある演出をドーン!と行うほうが、会場が一気に高揚感に包まれ大人数で楽しむことができるでしょう。
まとめ:大人数でも結婚式を賢く開催しよう
80人規模の結婚式では、職場の上司や友人、親族などたくさんのゲストに囲まれて賑やかに祝福される1日になることでしょう。
そんな大人数の結婚式では費用が心配になることもあるかもしれません。
本記事ではゲストが80人ほどの結婚式の相場や、費用の節約の仕方、大人数でも楽しめるコツをご紹介しましたので、参考にしてくださいね。