ガーデンウエディングは、開放感やカジュアルな雰囲気が魅力ですよね。
しかし、お呼ばれするゲストの中には「ガーデンにふさわしい服装やマナーって何?」と悩む方もいるでしょう。
また、屋外だと空調の調節ができません。
新郎新婦も考慮してくれているはずですが、自分でも快適に過ごせるアイテムを用意しておけば安心です。
そこで今回は、ガーデンウエディングに適した服装やお呼ばれのマナーについて解説します。
季節に合わせた対策や持ち物についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、ガーデンウエディングにふさわしい服装で結婚式を楽しめますよ。
ガーデンウエディングに招待されたら
結婚式と言えば、一般的には屋内の会場で行うもの。
しかし、結婚式のスタイルが多様化することで、開放感があるガーデンウエディングを行うカップルも増えています。
普通の結婚式とマナーが違うのか気になる方も少なくありません。
まずは、ガーデンウエディングの基本マナーや心がけるポイントを見ていきましょう。
ガーデンウエディングの特徴
ガーデンウエディングは、主に次のような特徴が挙げられます。
- 季節感を楽しめる
- アットホームな雰囲気
- 演出に個性を出しやすい
- 写真映えする
ガーデンウエディングの魅力は、季節感を感じる自然に囲まれ、アットホームな雰囲気の中で楽しめること。
ゲストとの距離も近く、リラックスして過ごせます。
デザートビュッフェやバルーン演出など、屋外だからこそ映える演出も多く自由度も高いです。
結婚式場をチェック
ガーデンウエディングに招待されたら、服装を考える前にどのような式場なのかチェックしてみましょう。
式場のスタイルによって、心がけるポイントが変わるからです。
例えば、ガーデンウエディングを行う結婚式場には、次のようなスタイルがあります。
- ガーデン付きの式場で、一部の演出のみ屋外
- 挙式からパーティまですべて屋外
- 屋外でも日よけや雨よけの屋根がある
どの程度屋外なのかが分かると、当日の服装を決めやすいでしょう。
基本は結婚式の服装マナーを守る
ガーデンウエディングの服装のマナーは、一般的な結婚式と基本は同じです。
- フォーマルなスーツやドレス
- 白や全身黒のコーデ、過度の露出はNG
- 男性は黒の革靴、女性はパンプスとストッキング
- レザーやファー小物はNG
服装の指定がなければ、男性はブラックスーツやダークスーツ、女性はドレスやワンピースがマナー。
また、花嫁と被る白やお葬式のように見える全身黒はNGです。
ガーデンが開放的でも、肩出しやミニスカートなどの露出は避けましょう。
ドレスコードがあれば従う
「ノーネクタイで」「スニーカーを履いて」など、新郎新婦からドレスコードの指定があれば基本マナーと異なってもかまいません。
ただし、「平服でお越しください」と案内があった場合、カジュアルな服装のことではないので気を付けましょう。
平服とは略礼装のことで、かっちりしたフォーマルではなくてもいいという意味です。
男性ならダークスーツ、女性ならきれいめなワンピースがよいでしょう。
気候に合わせてコーディネートする
屋外の結婚式では、日差しや風に考慮したコーディネートをすると安心です。
日焼け止めはしっかりと塗り、フェイスパウダーで崩れにくいメイクを心がけましょう。
ヘアスタイルは、風にあおられても乱れないまとめ髪がおすすめです。
ピアスや髪飾りは、揺れて落ちないようにしっかり留まるタイプを選ぶとよいでしょう。
また、ミモレ丈のスカートやパンツスタイルなら、裾が風でめくれる心配がありません。
女性ゲストのコーディネート
次に、ガーデンウエディングでの女性ゲストのコーディネートのポイントを紹介していきます。
女性ゲストの基本的な服装マナーについては、こちらの記事で紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6673/
ガーデンウエディングにおすすめのドレス
ガーデンウエディングでは、ナチュラルで華やかなドレスがおすすめです。
自然の風景に合うようなペールトーンやパステル系の明るい色を選びましょう。
また、シフォンやジョーゼット、レースなどの軽やかで柔らかい素材が、優しく自然に馴染みます。
ダークトーンのドレスには、小物に鮮やかな色を使って明るい印象にしましょう。
ガーデンウエディングにおすすめの靴
ガーデンウェディングでは、芝生や道を歩きやすい靴がおすすめです。
結婚式ではパンプスがマナーですが、ピンヒールは芝生を傷めてしまうかもしれません。
また、ヒールが高すぎるとバランスを崩しやすいです。
芝生を傷めず安定して歩けるような、太めで高すぎないヒールを選びましょう。
植物の汁で靴が汚れるかもしれないので、防水スプレーで保護しておくと安心です。
ドレスコードがカジュアルの場合
ドレスコードがカジュアルの場合は、普段より華やかでフォーマルより軽やかな雰囲気を意識しましょう。
きれいめなワンピースやセットアップ、パンツドレスなどがおすすめです。
会場の雰囲気によっては、デニムやリネンジャケットもよいかもしれませんね。
アクセサリーに華奢なネックレスやピアスを合わせれば、結婚式らしい上品さもプラスできますよ。
男性ゲストのコーディネート
続いて、ガーデンウエディングでの男性ゲストのコーディネートについても見ていきましょう。
男性ゲストの基本的な服装マナーについては、こちらの記事で紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6687/
ガーデンウエディングにおすすめのスーツ
ガーデンウエディングには、一般的な結婚式よりも軽やかさや爽やかさを感じるスーツがおすすめです。
ブラックスーツだと重苦しい印象になるので、ネイビーやグレーなどのスーツを選びましょう。
シャツは白が基本ですが、淡いブルーやピンクなどの柔らかい色もおしゃれです。
ネクタイはドットや小花、ストライプなどの控えめな柄で、自然に映えるパステルカラーが似合います。
ガーデンウエディングにおすすめの靴
ガーデンウエディングでは、フォーマル感がありつつ自然の風景に馴染み、歩きやすい靴を選びましょう。
内羽根のストレートチップやプレーントゥで、スーツの色に合うライトブラウンやダークブラウンがおすすめです。
エナメルは屋外だと浮いてしまうので、レザー素材の靴がよいでしょう。
滑りやすい革底は避け、ラバーソールやハーフラバー加工されたものが歩きやすいですよ。
ドレスコードがカジュアルの場合
ドレスコードがカジュアルの場合は、一般的な結婚式ほど堅苦しくなく、普段着すぎないきちんと感と抜け感を意識しましょう。
スーツは、ライトグレーやサックスブルー、ベージュ系が軽めの雰囲気になります。
もしくはネイビーやライトグレーのジャケットに、ベージュやホワイトパンツのジャケットスタイルもありです。
ノーネクタイなら、ポケットチーフで華やかさを演出しましょう。
季節に合わせた服装のポイント
屋外での結婚式では空調の調整ができないので、季節に合わせた服装を意識することも大切です。
季節ごとの対策やおすすめの持ち物を紹介していくので、コーディネートの参考にしてください。
暑さの対策方法
暑さ対策には、通気性のよいシフォンやジョーゼットなどの素材がおすすめです。
ノースリーブは挙式時に羽織物が必要になるかもしれませんが、フレンチスリーブならそのまま過ごせますよ。
男性は、サックスブルーやライトグレーが熱を吸収しにくく涼し気です。
ノーネクタイなら、バンドカラーシャツが首周りがすっきりしますよ。
インナーには速乾性や接触冷感を選ぶと、快適に過ごせるでしょう。
夏のガーデンウエディングにおすすめの持ち物
夏のガーデンウエディングには、次のようなアイテムを用意すると便利です。
- ハンカチや汗拭きシート
- 扇子やハンディファン
- 薄手のストールやカーディガン
- 虫よけスプレー
吸水性のあるハンカチや汗拭きシートで、清潔感をキープ。
風があまり通らない場所では、扇子やハンディファンが活躍してくれます。
日差し避けの羽織物以外に、式場の雰囲気によっては日傘や帽子もありです。
屋外は虫の心配もあるので、虫よけも用意しておくと安心でしょう。
寒さの対策方法
寒い季節は、長袖のドレスに厚手のショールを合わせると防寒対策になります。
屋外だとコートを着て過ごすこともあるので、フォーマル感のあるウール素材のコートを着ていくとよいでしょう。
男性は、ウールやツイード素材のスーツが見た目も暖かいです。
ベストを重ね着すると保温性もあり、ジャケットを脱いでもフォーマル感が損なわれません。
保温性のあるインナーや、ストッキングのように見えるフェイクタイツも便利です。
冬のガーデンウエディングにおすすめの持ち物
冬のガーデンウエディングには、次のようなアイテムを用意するとよいでしょう。
- カイロ
- 防寒性のあるインナーソール
- マフラーや手袋
カイロは、貼るタイプと貼らないタイプ、足用を揃えておくと便利です。
腰や背中、足裏に貼り、貼らないカイロで手先の冷えも防ぎましょう。
足元は冷えやすいので、さらに防寒性のあるインナーソールを入れておくと安心です。
移動時や待ち時間の防寒対策に、マフラーや手袋もあるとよいでしょう。
春秋の注意点
結婚式のベストシーズンの春秋は気候が穏やかで過ごしやすいですが、屋外では天候の変化や気温差に注意することが大切です。
朝晩の冷え込みと日中の温度差に備えて、軽めの羽織物を用意しておくと安心でしょう。
薄手のストールやカーディガン、一重仕立てのジャケットがおすすめ。
春は風の強い日が多いので、乱れにくいヘアスタイルや服装を選ぶのもポイントです。
また、屋外では花粉症に悩む方も少なくありません。
マスクや目薬などの花粉対策も大切です。
まとめ:ガーデンウエディングに合わせた服装で参列しよう
自然に囲まれて、開放感のある結婚式ができるガーデンウエディング。
服装のマナーは一般的な結婚式と変わりませんが、屋外では自然と調和する素材や色の服装が似合います。
また、天候や気温など屋外の環境を考慮したコーディネートも大切です。
今回は、ガーデンウエディングに適した服装やお呼ばれのマナーについて解説してきました。
季節に合わせた服装のポイントも参考に、ガーデンウエディングに合うコーディネートで参列しましょう。