結婚式のクライマックスの演出といえば「エンドロールムービー」ですよね。
ゲストへの感謝の気持ちや、1日を締めくくる大切な演出だからこそ、曲選びにはこだわりたいという人も多いはず。
エンドロールをより印象的な演出にするためには、曲調や歌詞の意味が結婚式の雰囲気と合っていることが重要です。
そこで今回の記事では、元ウエディングプランナーの視点から、エンドロールにぴったりな楽曲を厳選してご紹介。
明るくポジティブな曲、感動的なバラード、おしゃれな曲、ディズニーの人気曲まで、雰囲気別に幅広くピックアップしていきます。
・元プランナー厳選のおすすめ楽曲
・雰囲気別のおすすめソング
おふたりのイメージに合う一曲を見つけて、記憶に残るエンドロールムービーを完成させてくださいね。
エンドロールの曲選びのポイントとは?
結婚式をより印象的に締めくくるには、雰囲気に合った音楽選びが欠かせません。
曲の選び方ひとつで映像全体の雰囲気が変わるため、事前に選び方のポイントを知っておくと安心です。
ここでは、エンドロールの曲選びで意識したい3つのポイントを解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚式の雰囲気やコンセプトに合わせる
エンドロールの曲は、結婚式の雰囲気やコンセプトに合うものを選ぶことが大切です。
たとえば、ナチュラルなガーデンウエディングなら明るく爽やかな楽曲。
クラシカルなホテルウエディングならしっとりとしたバラードなど。
会場の空気感と二人のイメージに調和する曲を選んで、二人らしいエンドロールに仕上げてくださいね。
曲の長さや歌詞の意味に注意する
エンドロールは、映像の尺と曲の終わりを合わせる必要があるため、曲の長さには注意しましょう。
編集で曲をフェードアウトさせる場合もありますが、基本的には自然に映像が締まるよう4〜5分の曲を選ぶのがおすすめです。
また、結婚式で上映するムービーなので、歌詞の意味も気をつけたいポイント。
別れを連想させたり、マイナスな歌詞の曲を選ぶのではなく、感謝や未来を感じさせるポジティブな曲を選びましょう!
曲の著作権を確認する
エンドロールにアーティストの楽曲を使用する際は、必ず著作権の申請が必要です。
この申請は、ムービーを自作する場合でも、式場で注文する場合でも、必要な手続きになります。
ただ、音楽の著作権を管理している機関(ISUM)は、基本的に個人の申請を受け付けていません。
そのため、エンドロールを自作する場合は、式場か著作権の申請代行を行っている業者に依頼するなど、適切な対応が必要です。
エンドロールの著作権申請は、式場によって方法が異なるため、必ず担当プランナーに確認するようにしましょう。
著作権についてはこちらの記事でも詳しく解説しています
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3955/
〈元プランナー厳選〉エンドロールにおすすめの曲18選
エンドロールをより素敵に、より二人らしいものにするためには、結婚式の世界観にぴったり合う音楽を選ぶことが大切です。
ここからは、元ウエディングプランナーおすすめの「エンドロールにぴったりな楽曲」を、雰囲気別にご紹介していきます。
ご紹介する曲を参考にしながら、二人にぴったりの一曲を見つけてくださいね。
【邦楽編】明るくポジティブなエンドロール曲ランキング
1.「115万キロのフィルム」- Official髭男dism
軽やかでポップなサウンドが、結婚式の様子を鮮やかに映してくれる一曲。
二人で過ごす何気ない日常や、これからの人生を一つの映画に例えたロマンチックな歌詞が魅力です。
「主演はもちろん君で 僕は助演で監督でカメラマン」という歌詞を、まるで自分たちのことのように感じる人も多いはず!
実は、曲のタイトルでもある「115万キロのフィルム」
これには、80年間映像を撮影し続けると、115万キロ分のフィルムが必要というエピソードが込められているんです。
“人生のどんな瞬間も見逃さないよう、ずっとそばで過ごしたい”という温かなメッセージが、エンドロールにぴったりですよね。
2.「愛を込めて花束を」- Superfly
伸びやかな歌声と温かい歌詞が、感謝の気持ちをストレートに届けてくれる一曲。
何度聞いても会場を感動で包み込むこの曲は、本当に魔法のようです。
明るく前向きなメロディで、“あなたに出会えてよかった”という大きな愛が伝わってきます。
感謝や出会いの大切さを表現したい時は、ぜひこの曲をエンドロールに選んでみてください。
結婚式のコンセプトに「感謝」を選んでいる新郎新婦なら、一生忘れないムービーになるでしょう。
3.「永遠」- BENI
永遠に誓い合う二人をテーマに歌われた美しいバラード。
メロディにも歌詞にも込められたロマンチックな雰囲気が、とても結婚式らしいですよね。
これからの二人を応援するようなフレーズが散りばめられているので、結婚式後も元気をもらえるエンドロールに。
落ち着いた雰囲気ながらも、明るく華やかに結婚式のクライマックスを彩ってくれます。
【洋楽編】明るくポジティブなエンドロール曲ランキング
1.「The Gift」- Blue
結婚式の定番ラブソング。
「本当の”贈り物”っていうのは、受け取るよりも与えることで手に入るんだ」という、温かくも強いメッセージ性のある曲です。
ゆったりと流れるメロディーは、1日を収めたエンドロールを穏やかに見せてくれるはず。
まるで映画のようなエンドロールにしたい新郎新婦は、ぜひ選んでみてくださいね。
2.「Just The Way You Are」- Bruno Mars
明るく爽やかなメロディとロマンチックな歌詞の調和が心地よい、メロディアスな一曲。
「そのままでいい そのままでいて欲しい」という相手を包み込む歌詞は、これからの人生を共にする二人にぴったり。
飾らないふたりを映し出す映像とこの曲を合わせれば、ありのままの幸せを表現できるはず。
エンドロールに映し出されるたくさんの笑顔を見ながら、自然と涙が溢れてしまうような、そんな雰囲気が好きな人におすすめです。
3.「Sugar」- Maroon5
アップテンポでノリの良いサウンドが魅力の定番ウエディングソング。
海外映画のように「結婚式は最後まで楽しい雰囲気で締めくくりたい!」という新郎新婦におすすめです。
ポップで華やかな映像に映え、愛する人を甘い砂糖=「Sugar」に例えるというユニークさに包まれたムービーになるでしょう。
結婚式で永く愛されている曲を取り入れて、ずっと変わらない楽しい思い出として映像を残したい人におすすめの一曲です。
【邦楽編】しっとり感動的なエンドロール曲ランキング
1.「明日晴れるかな」 – 桑田佳祐
美しいピアノの旋律から始まるこの曲。
2007年に放送された「プロポーズ大作戦」の主題歌で、あの頃憧れた花嫁姿に自身を重ね合わせている新婦さんも多いのでは?
優しさ溢れる歌声が会場を感動で包み、二人の想いがたっぷり詰まったエンドロールになること間違いなしです。
“自分を信じて願うことが生きる糧となる”という、これから共に歩む二人の道を照らすような歌詞に心打たれます。
2.「Soranji」- Mrs.GREEN APPLE
まるでオーケストラのような壮大さと、繊細な歌声が心に響き渡る一曲。
消え入りそうな幻想的なバックミュージックだからこそ、歌声から伝わる歌詞の意味やメッセージをより深く感じることができます。
特別な日の締めくくりにふさわしい、感動と愛に包まれたエンドロールをイメージしている二人におすすめの曲です。
3.「Wherever you are」- ONE OK ROCK
結婚式で流したい感動的なBGMといえば、必ず上位にランクインしているこの曲。
惜しみない愛や大切な人への想いが、真っ直ぐな言葉で歌われています。
ゆったりと、しっとりと流れるメロディだからこそ、結婚式という1日をしっかりと噛み締められるエンドロールに。
「Wherever you are」とは、たとえあなたがどこにいてもという意味です。
曲中では、このフレーズの後に、“いつも君を笑顔にするよ” “いつも君のそばにいるよ”と続きます。
まさに、結婚してこれからの人生をともに過ごす二人には最適なエンドロール曲です。
【洋楽編】しっとり感動的なエンドロール曲ランキング
1.「Perfect」- Ed Sheeran
大切なパートナーへの愛に溢れた歌詞とロマンチックなメロディが、世界中の結婚式で愛されている名曲。
この曲を聴くと、大切な人と手を取りゆったりと過ごしたくなるような、そんな温かい空間を作り出してくれます。
彼女の人柄に惹かれているからこそ、それを“パーフェクト”と表現する海外らしい歌詞の美しさが素敵ですよね。
エンドロールムービーの映像だけでなく、上映中の時間も思い出にしたい新郎新婦には、ぜひ選んでいただきたい曲です。
2.「Thinking Out Loud」- Ed Sheeran
男性ボーカルの優しい歌声が、心に響き渡るラブソング。
ゆったりとした曲調に乗せて「70歳になっても23歳の頃のような夢中さで君を愛せるよ」と変わらない愛について歌います。
「Thinking Out Loud」とは、独り言という意味。
頭の中で考えている大切な人への想いを歌にしたというこの曲は、結婚式にぴったりですよね。
エンドロールをしっとりと彩り、落ち着いたトーンで結婚式を締めくくりたい人へおすすめの一曲です。
3.「Love Story」- Taylor Swift
有名な童話「ロミオとジュリエット」をモチーフにしたロマンチックな曲。
しっとりとした曲調の中にも、フレッシュさやあどけなさのある歌声が可愛らしい一曲です。
クライマックスには“膝まづいて結婚してくださいと言ったの”と、おとぎ話のようなハッピーエンドが歌われているのも素敵。
物語性のあるエンドロールにぴったりで、涙に包まれる感動よりも、ポジティブな感動の涙が好きな人におすすめです。
おしゃれなエンドロールにおすすめの曲ランキング
1.「しわあわせ」- Vaundy
独特なリズムと囁くような歌声から始まり、スタートから一気にその世界観に引き込まれます。
今どきのおしゃれな雰囲気がありつつも、壮大なサビに心を打たれること間違いなし。
“目に見えない繋がりの深さや強さ”を暗示する歌詞が印象的で、これから人生を共に過ごす二人へ大切なことを教えてくれる一曲。
定番とは違う二人らしいセンスを表現したい新郎新婦には、ぜひ選んでいただきたい曲です。
2.「ラストバージン」- RADWIMPS
日常の何気ない会話から、少し切なさ混じりに大切な人へ溢れる愛が歌われている一曲。
遊び心を感じるフレーズ選びが、他にはないおしゃれな雰囲気を演出してくれます。
この曲のタイトル「ラストバージン」は、“ラスト=最後”と“バージン=最初の”を組み合わせた造語。
歌詞中の「生まれて初めて」「最初で最後」「一世一代」「寝ても覚めても」「後にも先にも」と、タイトルとリンクするフレーズに思わず聞き惚れてしまいます。
3.「満ちてゆく」- 藤井風
伸びやかな歌声と幻想的なメロディが心に残る一曲。
スローテンポな曲調に合わせて、二人の表情やゲストの表情をじっくり感じられる思い出深いエンドロールになるはず。
“ありのままを受け入れることで心が満ちてゆく”と、結婚式を締めくくり、これから二人が共に歩む未来を照らしているようにも感じます。
ラストのサビは、壮大に広く歌われているので、見応えのあるエンドロールになるでしょう。
エンドロールにおすすめのディズニーの人気曲
1.「輝く未来」-『塔の上のラプンツェル』より
ふたりの新しい人生の始まりを象徴する曲。
ディズニーらしい夢と希望が溢れるミュージカル調のこの曲は、会場をロマンチックな雰囲気で包んでくれます。
最近では、披露宴のクライマックスにランタンを挙げる演出も人気が高く、演出とエンドロールをリンクさせるのも素敵ですね。
2.「Beauty and the Beast」-『美女と野獣』より
しっとりとクラシカルな雰囲気のメロディに、男女の伸びやかな歌声が感動を誘います。
美女と野獣の物語性が、そのまま、美しく、ロマンチックに表現された一曲。
“太陽が昇るように、ずっと昔から変わらない愛の芽生え”について歌われています。
まるで永遠を感じさせてくれるような歌詞は、一生に一度の結婚式で流す曲にぴったりです。
3.「Ever Ever After」- 『魔法にかけられて』より
ポップで明るいメロディにのせて、永遠に続く幸せを歌った一曲。
「Ever Ever After」は、おとぎ話の“Happily Ever After(いつまでも幸せに暮らしましたとさ)”という表現に由来しているんです。
「クライマックスだからといってしんみりしたくない!」「ゲストには最後まで楽しい気持ちでいてほしい!」と考えている二人にはぴったり!
結婚式のコンセプトに合わせて、選んでみてくださいね。
まとめ:メロディと歌詞の意味を大切に、二人らしいエンドロール曲を見つけよう!
いかがでしたか?
今回は、エンドロールにぴったりな曲の選び方と、雰囲気別のおすすめ楽曲をたっぷりご紹介していきました。
エンドロールは、曲の選び方ひとつで映像全体の雰囲気が変わります。
二人らしいエンドロールにするには、曲調や歌詞の意味を考えたり、結婚式の雰囲気に合わせて曲を選ぶことが大切です。
今回ご紹介したアイデアを参考にしながら、ぜひ二人に合った曲をセレクトして、感動と笑顔溢れるエンドロールムービーを作ってくださいね。
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