結婚式の二次会だけ招待されたとき、ふさわしい服装やご祝儀の金額で悩む方も多いでしょう。
披露宴に出席しない分、迷いや不安が増してしまうのが二次会だけのお呼ばれならでは。
「二次会の服装はどのくらいカジュアルダウンしていいの?」
「季節ごとの二次会コーディネートを知りたい」
「二次会だけの出席の場合、お祝いはどのくらい渡す?」
本記事では、二次会だけに出席する際の服装マナーや季節・会場別のコーディネート、ご祝儀の渡し方まで幅広く解説します。
事前にポイントを押さえておくことで、安心して当日を楽しめるはず。
本記事を読めば、二次会だけの招待でも失礼なくお祝いできる方法がわかるので、参考にしてくださいね。
二次会だけ招待されたときの服装マナー
披露宴ほど格式は高くありませんが、二次会も新郎新婦様をお祝いする場です。
カジュアルすぎず、華やかさと上品さを兼ね備えた装いを心がけましょう。
ここでは二次会にお呼ばれされた時の服装選びの基本と注意点を紹介します。
服装の基本マナー
二次会は披露宴よりも自由度が高いものの、過度な露出やカジュアルすぎる服は避けましょう。
女性はワンピースやセットアップなどがふさわしく、男性ならジャケット着用が適切です。
花嫁と被ってしまう白は控え、喪を連想させる黒一色は小物で色味を入れて華やかさをプラスしましょう。
Tシャツにデニム、スニーカーなど普段着のようなカジュアルな服装はNGです。
また、殺生を連想させるアニマル柄や毛皮も避けてください。
二次会の服装は会場や雰囲気に合わせつつ、お祝いの場にふさわしい清潔感を意識することが大切です。
季節に合わせた服装の選び方
二次会の服装は季節感を意識すると、より洗練された印象になります。
気温や天候に合わせた素材選びや色使い、羽織ものの活用など、季節ごとの工夫で快適かつ華やかに過ごしましょう。
▼春のコーディネートポイント
画像のドレスを借りる[Cariru]/画像のスーツを借りる[Cariru]
春は淡いパステルカラーや花柄など、男性なら淡い色のジャケットなど軽やかで明るい印象の服装がおすすめ。
気温差が大きいため、薄手のジャケットやストールを用意して体温調整できるようにしましょう。
特に屋外での演出がある二次会では、花粉や春風対策も兼ねた羽織ものが大活躍。
素材は軽めのポリエステルやシフォンなどを選ぶと季節感が出やすく、柔らかな雰囲気を演出できます。
▼夏のコーディネートポイント
画像のドレスを借りる[Cariru]/画像のシャツを借りる[Cariru]
夏は通気性の良い素材やノースリーブドレスなど涼しげな装いが快適です。
ただし露出しすぎないよう、薄手のボレロやストールで上品に調整を。
色はミントグリーンやサックスブルーなど爽やかなカラーが映えます。
男性はノーネクタイで、爽やかなストライプシャツがおすすめ。
汗対策としてインナーや制汗スプレーも活用し、清潔感を保ちましょう。
足元は夏だからといってサンダルではなく、パンプスや革靴が適切です。
▼秋のコーディネートポイント
画像のドレスを借りる[Cariru]/画像のスーツを借りる[Cariru]
秋は落ち着いたボルドーやブラウン、マスタードなど深みのある色が似合います。
素材はベロアやサテンなど、ほどよい光沢で季節感を演出。
朝晩の冷え込みに備えてジャケットやカーディガンを用意しましょう。
暖色系の小物を合わせると、秋らしい温かみのあるコーディネートに仕上がります。
▼冬のコーディネートポイント
画像のドレスを借りる[Cariru]/画像のスーツを借りる[Cariru]
冬は防寒と華やかさの両立が大切です。
ロングスリーブやベロア素材のドレス、ウール素材のコートやショールを羽織るなど、温かくなる工夫をしましょう。
色はワインレッドやダークグリーンなど、深みのあるカラーが映えます。
足元の防寒は、タイツでもOKと多様な価値観が広がりつつありますが、フォーマルな会場ではストッキングの方が良いでしょう。
防寒具のマナーについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/13811/
会場に合わせた服装の選び方
会場の雰囲気に合った服装選びは、浮かずに過ごすためのポイントです。
ホテルやレストラン、カフェなど、それぞれの場にふさわしいフォーマル度を意識して選びましょう。
- フォーマルな会場のコーディネートポイント
- セミフォーマルな会場のコーディネートポイント
- カジュアルな会場のコーディネートポイント
▼フォーマルな会場のコーディネートポイント
ホテルや専門式場で行われる二次会は、披露宴に準じたフォーマル感が求められます。
女性は上品なドレスやパールアクセサリー、男性はスーツスタイルが無難です。
色味は派手すぎず、華やかさを意識したコーディネートを心がけましょう。
▼セミフォーマルな会場のコーディネートポイント
レストランやゲストハウスでの二次会は、華やかさと適度なカジュアル感を兼ねた装いが合います。
女性はワンピースやセットアップ、男性はジャケット+スラックスが安心です。
柄物や明るい色も取り入れやすい場です。
▼カジュアルな会場のコーディネートポイント
カフェや居酒屋での二次会はカジュアル寄りでもOKですが、お祝い感を忘れないよう注意。
女性はきれいめワンピースやブラウス+スカート、男性はノーネクタイでもOKですが、ジャケットや革靴で格上げを。
カジュアルな会場での二次会でも、デニムやスニーカーは避けましょう。
アクセサリー小物の選び方
アクセサリーなどの小物は服装の印象を左右します。
上品なアクセサリーや小ぶりなバッグ、歩きやすくフォーマルな靴を選びましょう。
派手すぎる装飾や大きなブランドロゴは避け、会場や季節に合わせた統一感を意識すると洗練された印象になります。
- 靴とストッキングについて
- バッグについて
- アクセサリーについて
▼靴とストッキングについて
靴はパンプスやヒール付きのフォーマルシューズが基本。
色は服装に合わせつつ、黒やベージュなどベーシックカラーがおすすめです。
ストッキングは肌色が基本で、厚手のタイツや派手な柄物は避けましょう。
▼バッグについて
バッグは小ぶりなクラッチやチェーンバッグなどのパーティバッグがおすすめ。
バッグの色を靴や羽織り物と合わせると統一感を出せるでしょう。
大きすぎるトートやリュックは避け、必要最低限の荷物に絞るとスマートです。
持ち物についてはこちらの記事で解説しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/15103/
▼アクセサリーについて
アクセサリーはパールやシンプルなゴールド・シルバーがふさわしいでしょう。
あまりに大ぶりなものや派手な色味は控え、ドレスや会場の雰囲気に合わせます。
耳元や首元・手元のバランスを見て、身に着けるアクセサリーを選びましょう。
アクセサリーのマナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7153/
髪型やメイクの選び方
髪型はアップスタイルやゆる巻きなど、清潔感のあるスタイルが好印象です。
二次会のみの参加では、結婚式の参列時のように美容院ではヘアセットをせず、ご自身でセットする場合もあるでしょう。
セルフアレンジでも、きちんと感を意識してくださいね。
メイクは、夜の二次会ならではのきらめきを意識すると素敵です。
ラメやパール感でほどよいツヤをプラスすれば、夜の照明に映えて華やかな印象に。
派手になりすぎないよう、品の良いバランスを心がけましょう。
二次会におすすめのヘアアレンジについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/8881/
二次会だけ招待されたときによくある質問
二次会だけのお呼ばれには、ご祝儀や服装など披露宴とは少し異なるマナーがあり、迷う人も多いもの。
ここではよくある質問にお答えし、安心して当日を迎えるためのヒントをまとめます。
Q.ご祝儀はいくら必要?
A.二次会のみであればご祝儀は基本的に不要ですが、用意する場合は1万円ほどが相場。
会費を支払って参加すれば問題ありません。
お祝いの気持ちを伝えたい場合に、会費とは別にご祝儀をお渡しする方も。
披露宴のようにコース料理や引出物が用意される場ではないため、気持ちを伝える額で大丈夫です。
Q.ご祝儀はいつ渡せばいい?
A.受付でお渡しします。
ご祝儀を別で用意した場合には、袱紗に包んで受付の担当者へ手渡しましょう。
会費ではなくご祝儀として用意したお金は、きちんとご祝儀袋に入れてお祝いの気持ちが伝わるよう丁寧に渡すのがマナーです。
ご祝儀袋のマナーについてはこちらの記事が参考になるでしょう。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6540/
Q.パンツドレスで行ってもいい?
A.パンツドレスでも問題ありません。
パンツドレスはスカートスタイルよりややフォーマル度が下がりますが、二次会の場では問題ありません。
シフォンやレースなどエレガントな素材を選び、ヒールやアクセサリーで華やかさを加えると大人の装いに仕上がります。
パンツドレスのマナーについてまとめた記事もあるので、参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6989/
Q.結婚祝いのプレゼントを用意してもいい?
A.プレゼントのご用意は、もちろん大丈夫です。
ただし、当日に渡すなら大きな荷物は避け、コンパクトな品を選ぶと負担になりません。
また、ご祝儀や会費に加えるなら高額になりすぎないよう注意しましょう。
キッチン雑貨や日用品など実用的なものを選び、事前に新郎新婦の自宅へ届けるのがスマートです。
Q.お車代は出る?
A.二次会のみではお車代は基本的に出ません。
お車代は披露宴に出席するゲストへの配慮として渡されるのが一般的で、二次会だけの場合は用意されないことが多いでしょう。
ただし、遠方からの参加で交通費が大きな負担になるときは、新郎新婦様の判断で一部渡されることもあります。
Q.平服って?
A.「略礼装」のことです。
略礼服は礼服の中で一番格式の低いものですが、お祝いの場にふさわしいきちんと感のある装いを指します。
平服=普段着と勘違いされがちですが、男性ならジャケット着用、女性ならワンピースやセットアップが安心。
派手すぎず、落ち着いた上品さを意識すると好印象です。
まとめ:二次会だけの参加でもお祝いの気持ちをしっかり伝えよう
二次会だけの参加は、服装の格やご祝儀の金額など細かな判断に迷いやすいものです。
服装マナーの基本やコーディネートのヒントを押さえておけば不安なく振る舞えるでしょう。
本記事では、二次会だけに参加する際の季節や会場に合わせたコーディネート、ご祝儀の金額や渡し方のマナーをご紹介しました。
二次会だけの参加でも安心してお祝いの気持ちを伝えられたら、新郎新婦様にも喜ばれ心から楽しめる時間になるでしょう。