みなさん、人前式では「ゲスト参加型の演出」を取り入れられることをご存知ですか?
2人の挙式を見守るだけでなく、ゲストも一緒に参加できる演出があったら心に残る結婚式にできそうですよね。
オリジナリティーのある結婚式にするためにも、ゲスト参加型演出のアイデアはたくさん知っておきたいところ。
そして、取り入れる際の注意点も把握しておけばゲストにとっても新郎新婦にとっても、心に残るウェディングを実現できます。
この記事では、アットホームな人前式を叶えるおすすめのゲスト参加型演出アイデアとゲスト参加型演出の注意点について詳しく紹介していきます。
人前式のゲスト参加型演出とは?
そもそも「人前式」とはどのような挙式スタイルなのでしょうか?
また、人前式における「ゲスト参加型演出」とはどのような演出なのでしょうか?
ここでは人前式とゲスト参加型演出のメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。
●人前式とは?
人前式とは参列したゲストに対して2人が結婚の誓いを立てる挙式スタイルのこと。
他の挙式のように式の進行に決まりがないので、演出の内容を自由に決められたり、アットホームに挙式できたりとその自由度の高さが魅力です。
そのためゲスト参加型の演出を取り入れるには最適な挙式スタイルといえます。
●ゲスト参加型演出のメリット・デメリット
ゲスト参加型演出とは、その名の通り挙式の演出にゲストも一緒に参加してもらう演出のこと。
ゲスト参加型演出を取り入れることでどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
▼メリット
- アットホームな挙式にできる
- オリジナルの演出を作り出せる
- ゲストの印象に残りやすい
ゲスト参加型演出のメリットはなんといっても、アットホームな挙式にできることです。
通常、挙式では新郎新婦の誓いをゲストが見守るスタイルが一般的ですよね。
そこでゲスト参加型演出を取り入れることで、全員が挙式に参加できるので自然とアットホームな雰囲気になります。
また、オリジナルの演出を作り出せるのでその分ゲストの印象にも残りやすく、結婚式に一体感をもたらしてくれます。
▼デメリット
- 準備に時間がかかる
- 意図せず身内ノリになってしまう可能性がある
- 時間配分に気を付けなければならない
ゲスト参加型演出を取り入れるためには、ゲストが参加できるだけの準備をしなければならないので、単純に準備量が増えます。
また、ゲストの発言などを止めることはできないので、意図せず身内ノリになってしまう可能性もゼロではありません。
挙式の方向性から外れすぎてしまう演出は控えた方が良いでしょう。
演出によっては時間がかかるものもあるので、時間配分には注意が必要です。
人前式のゲスト参加型演出アイデア10選
人前式とゲスト参加型演出について理解したところで、早速ここからは「人前式におすすめのゲスト参加型アイデア10選」をご紹介していきます。
▼元ウェディングプランナーの私が実際に見て良かった演出はこちら!
定番演出からトレンド、イマドキのものまで演出の意味も合わせてご紹介していきます。
●①リングボーイ・フラワーガール/お子様演出
▼リングボーイ/ガール
リングボーイとは指輪交換のシーンでリングを持ったお子様がバージンロードを歩き、新郎新婦の元へリングを届ける演出。
▼フラワーガール/ボーイ
フラワーガールとは新婦入場時、花かごをもったお子様がバージンロードに花びらを撒きながら先導する演出。
花びらで新婦が歩くバージンロードを清め、邪悪なものから花嫁を守るという意味がこめられています。
どちらも小さいお子様ゲストに参加してもらえる演出。
お子様の登場は挙式の雰囲気を和やかにしてくれるのでとてもおすすめです!
親子で参加できる演出はこちらで紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6295/
●②ダーズンローズ
ダーズンローズとは、12本のバラをゲストに配り、新郎入場時にゲストから1本ずつ受け取って新婦にプレゼントにする演出。
そしてその12本のバラには1本ずつ意味が込められています。
「これら全てをあなたに誓います」というメッセージと共に新婦にプレゼントするというロマンチックなところもダーズンローズの魅力ですね。
新郎がゲストからバラを受け取る時に直接会話ができるので、その時の新郎の緊張混じりな表情とゲストの笑顔にも注目です。
●③ジャケットセレモニー/ベールダウン
▼ベールダウン
ベールダウンは挙式の演出として有名ですよね。
母が新婦のベールをおろして最後の身支度を整える演出のこと。
子育ての卒業式とも言われる結婚式の母と娘の感動的なシーンです。
▼ジャケットセレモニー
ジャケットセレモニーとは、ベールダウンの新郎バージョンとも言われており、母が新郎にジャケットを着せて最後の身支度を整える演出のこと。
母からの息子への愛を感じることができるので、新婦のベールダウンとはまた違った感動があります。
新婦の母だけでなく新郎の母も挙式に参加してもらうことで、家族で結婚式を作り上げていると実感できる素敵な演出です。
●④結婚証明書
結婚証明書とは2人の結婚の誓いを証明書として形に残すもので、人前式ではゲストと共に結婚証明書を作り上げる演出はとても人気があります。
▼ゲスト参加型の結婚証明書アイデア例
- ウェディングツリー
- ウェディングキャンバス
- サンドセレモニー
- ジェンガメッセージ
それぞれゲストに受付で参加してもらい、挙式で2人がサインをして結婚証明書を完成させます。
証人となってくれるゲストと共に作る結婚証明書は人前式らしい演出で、式後はインテリアとしても飾れるお洒落なアイテムになるのも嬉しいですよね。
特にウェディングキャンバスは最近お洒落花嫁の間でも人気が高まっている演出で、ゲスト参加型演出に迷っている花嫁におすすめ!
ウェディングキャンバスについて詳しく見る。
URL: https://72wedding-idea-box.com/2023/05/23/weddingcanvas/
結婚証明書について詳しく見る。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/4807/
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/4600/
●⑤誓いの言葉
人前式では誓いの言葉をゲスト参加型にすることもできます。
ゲストから誓いの言葉を募集して挙式中にランダムで選んだり、それぞれの友人代表に事前に誓ってほしいことを考えてもらったり方法は様々。
自分たちで考える誓いの言葉とは一味違って新郎新婦はもちろん、ゲストの心にも残る演出になりますよ。
●⑥植樹の儀(オリーブセレモニー)
植樹の儀とは別名オリーブセレモニーとも呼ばれ、オリーブなどの木に2人で一緒に水を注ぐ演出のこと。
木と共に夫婦で成長していくことや、新しい家族の誕生を意味しています。
受付でオリーブの木に土を入れてもらうことで、ゲスト参加型の演出になります。
ある程度土の入っているオリーブの木を用意し、ゲストにはスコップ1杯ずつ土を入れてもらえば負担なく参加してもらうことができますよ。
お洒落なその見た目と、人と被らないことでお洒落花嫁の間でも注目が集まっている演出です。
●⑦サプライズリングボックス
サプライズリングボックスとは、結婚指輪の入ったボックスとハズレのボックスをゲストの人数分用意し、指輪のボックスを持つゲストが新郎新婦の元まで届ける演出のこと。
誰に入っているのかわからないドキドキ感とゲスト全員が参加できるので、この演出こそ「THEゲスト参加型演出」といえます。
蓋を一斉にオープンするだけで参加できるので誰にでもわかりやすくておすすめ!
●⑧ブライズメイド・アッシャー
▼ブライズメイド
お世話係として花嫁に付き添い、挙式のサポートをする女性の友人ゲストのこと。
具体的には挙式で花嫁のブーケやグローブを預かったり、指輪を2人の元へ届けたりします。
そしてブライズメイドは1〜4名程度で、お揃いのドレスをきて花嫁をサポートします。
▼アッシャー/グルームズマン
お世話係として新郎に付き添い、挙式のサポートをする男性の友人ゲストのこと。
具体的には、挙式でゲストをエスコートする役目があります。
そしてブライズメイド同様1〜4名程度で、衣装はベストで揃えるケースが多いです。
ブライズメイドもアッシャーもグループで仲が良い友人がいる場合は、ぜひお願いしてみましょう。
友人と一緒に挙式を作ることができ、華やかな印象になりますよ!
詳しいブライズメイドの演出はこちら。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/4154/
●⑨フラワーシャワー
フラワーシャワーとは、挙式の退場シーンやアフターセレモニーで取り入れられる定番のゲスト参加型演出。
ゲストに花びらを配り、退場する2人をフラワーで祝福するセレモニーです。
花の香りで2人を清めて、悪魔から2人を守るという意味が込められています。
結婚式らしい演出で、挙式会場に大階段やガーデンがある場合にはぜひ取り入れたい演出ですね。
●⑩ブーケトス
ブーケトスとは花嫁からの「幸せのバトンタッチ」と呼ばれていて、花嫁の幸せを託したブーケを後ろ向きでトスしてゲストにキャッチしてもらう演出。
今までは未婚の女性が参加するのが定番でしたが、最近では女性全員参加したり、名指しでプレゼントしたりとブーケトスにも様々な方法があります。
賑やかなアフターセレモニーにしたい時はぜひ取り入れてみてください。
ブーケの他にもゲストに喜ばれるアイデアはこちら!
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3618/
ゲスト参加型演出の注意点
ゲスト参加型演出を取り入れるにはいくつか注意点もあります。
- 挙式の雰囲気にあった演出を選ぶ
- ルールや参加方法を簡単にする
- 参加ゲストが偏らないようにする
演出を取り入れる際の注意点を理解して、より素敵な結婚式を作りましょう。
ここではそれぞれの項目について詳しく解説していきます。
●挙式の雰囲気にあった演出を選ぶ
まずは挙式の雰囲気にあった演出を選ぶことです。
先ほど紹介したゲスト参加型演出のアイデア10選を参考に、あくまでも結婚式らしさがある演出を取り入れましょう。
NGな例としては、コーラの早飲み対決やクイズ大会のように2次会を思わせる演出は不向きです。
挙式の雰囲気やイメージを大切にしてゲストに参加してもらえる演出を選びましょう。
●ルールや参加方法を簡単にする
ゲスト参加型演出を選ぶ際にはなるべくルールや参加方法が簡単な演出を選びましょう。
いくらお洒落な演出だからといってルールや参加方法が複雑なものはゲストに負担をかけてしまいます。
簡単な演出例としては、名前を書くだけ、簡単なメッセージを書くだけ、投票するだけなど誰でもすぐに参加できるものなどが良いでしょう。
参加方法が簡単な演出は多くのゲストが参加してくれるので完成度もアップしますよ!
●参加ゲストが偏らないようにする
ランダムの場合は仕方がありませんが、できるだけ参加ゲストが偏らないようにすることも大切です。
一部のゲストだけが楽しめるものではなく、どのゲストにもチャンスがある演出や全員が参加できる演出を考えましょう。
そして、友人挨拶や受付など役割があるゲストとも重ならないようにすることがおすすめ!
まとめ:ゲスト参加型演出でアットホームな人前式を叶えよう
いかがでしたか?
人前式のゲスト参加型演出アイデア10選と注意点のご紹介でした。
ゲスト参加型の演出を取り入れることで、挙式の雰囲気もアットホームになり一体感も生まれますね。
そしてゲストも一緒に参加することで新郎新婦にとっても、ゲストとっても印象に残る結婚式になること間違いなしです。
この記事でご紹介したゲスト参加型演出は元ウェディングプランナーの私が実際に見て素敵だと感じた演出なので、安心して取り入れてみてくださいね♪
これから人前式をあげる2人はぜひ参考にしてみてください。