結婚式の二次会に親族や家族は参加する？ 服装マナーや注意点を解説

結婚式の二次会というと、友人だけでワイワイ楽しむようなイメージの方も多いでしょう。

しかし、ウエディングの在り方も多様化しており、近年では親族を招待するケースも増えています。

「二次会に親族を招くのはおかしい？」
「両親がいると盛り上がらない？」
「気まずい思いをさせないためには、どうすればいい？」

親族が参加する場合、アットホームな雰囲気になりやすい一方で、楽しく過ごしてもらうための注意点もあります。

本記事では、二次会に親族を招待する場合の注意点や服装マナーについて詳しく解説。

二次会に親族を呼びたいと考えているカップルはぜひ参考にしてみてください。

結婚式の二次会には誰を招待するのか

結婚式の二次会に招待できるゲストに明確なルールはなく、新郎新婦が自由に決めることができます。

しかし、一般的に二次会は友人と開催するものというイメージがあるので、親族を招待する場合は事前の確認が重要です。

まずはどのように親族を招待するべきかを解説していくので、参考にしてみてください。

二次会には好きな人を招待できる

基本的に結婚式の二次会に招待するゲストは、新郎新婦が自由に決めて問題ありません。

親族を招待するかどうかは、どのような雰囲気の二次会にしたいかという点から考えてみてください。

両家の親族を必ず呼ぶ必要はなく、新婦側の親族だけ招待したり兄弟姉妹だけ招待することもできます。

おふたりでよく話し合い、お互いの希望をすり合わせた上で、ゲストの顔ぶれを決めていくことが大切です。

親族や両親を招待するときは事前に意向を確認する

二次会に親族を招待する場合は、事前に両親に相談しておくことをおすすめします。

「二次会は若い友人たちだけのもの」という考えを持っている人もいるため、報告なしに招待すると戸惑う可能性が高いです。

また、両親を通じて他の親族の意向をそれとなく確認することもできます。

結婚は家同士の結びつきでもあるため、両家の考えを尊重し事前に相談することで、後々のトラブルを避けられるでしょう。

親族を招待しても問題ないか、どのような配慮が必要かなどを確認しておくと、当日に向けてスムーズに準備を進められます。

結婚式の二次会に親族を呼ぶパターン

結婚式の二次会に親族を招待するパターンについて紹介していきます。

親族を招待してもいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

パーティーのみ開催する場合

挙式のみを行い、披露宴はせずにカジュアルなパーティーのみを開催する新郎新婦も増えています。

この場合、このアフターパーティーが親族にとって新郎新婦をお祝いし、両家の親睦を深める場に。

そのため、披露宴を行わないのであれば、親族をカジュアルなパーティーに招待するのが自然な流れと言えるでしょう。

気軽さから二次会と呼ぶ人もいますが、1.5次会という位置づけになり、お披露目パーティーとして開催するのがおすすめです。

フォーマルすぎず、アットホームな雰囲気で結婚を報告できます。

家族や親しい友人だけの少人数パーティーにしたい場合

大人数のゲストを招くのではなく親しい家族や友人だけを集めて、少人数でアットホームな二次会を開くケースも増えています。

規模の小ささから二次会と呼ぶ人もいますが、「少人数婚」や「会食」といった言葉の方がよく使われるでしょう。

特に、普段から兄弟姉妹やいとこと仲が良い場合は、友人と同じ感覚で招待しやすいです。

この形であれば、親族にも結婚の報告をしつつ、友人中心のカジュアルなパーティーの雰囲気を保つことができます。

新郎新婦もゲスト一人ひとりとゆっくり話す時間を確保でき、感謝の気持ちを直接伝えらるでしょう。

堅苦しい雰囲気が苦手で、大切な人たちと心温まる時間を過ごしたいと考えるカップルにおすすめです。

1.5次会として開催する場合

1.5次会とは、その名の通り、披露宴と二次会の間に位置づけられるパーティースタイルです。

披露宴ほど堅苦しくなく、二次会ほどカジュアルすぎないパーティーをしたい新郎新婦に最適な選択肢でしょう。

親族も友人もどちらのゲストも気兼ねなく楽しめるスタイルとして注目されています。

決まった形式はなく、食事のスタイルやプログラムの内容を新郎新婦が自由に組み立てられるのが大きな特徴です。

親族へのお披露目と、友人とのカジュアルなパーティーの両方を一度に実現したいカップルにとって、理想的な形と言えるでしょう。

1.5次会について詳しく紹介した記事もあるので、併せて参考にしてみてください。

親族も参加するパーティーで気をつけるべきポイント

親族を結婚式の二次会に招待する場合、友人だけのパーティーとは異なり、いくつか配慮すべき点があります。

親族も友人も、誰もが気兼ねなく楽しめるようにするために、細かな点まで気を配りましょう。

ゲストの年齢層が広がることを意識し、全員がリラックスして過ごせるような環境を整えることが、パーティー成功の鍵です。

ここでは、新郎新婦が事前に気をつけておきたいポイントを具体的に解説するので、参考にしてみてくださいね。

フォーマル寄りの会場を選ぶ

親族が参加する結婚式の二次会では、会場選びがゲスト満足度を左右するでしょう。

立食形式のカジュアルなカフェやバーは、年配の親族にとっては立っているだけで疲れてしまう可能性があります。

そのため、全員が座れる着席スタイルか、少なくとも親族用の席を十分に確保できる会場を選ぶのが望ましいです。

レストランやホテルの宴会場など、少し落ち着いた雰囲気の場所を選ぶと、親族もリラックスして過ごせます。

また、駅から近い、または披露宴会場から移動しやすいアクセスの良い場所を選ぶことで、ゲストの負担を軽減しましょう。

会場の雰囲気や設備、広さなどを総合的に判断し、全てのゲストが快適に過ごせる場所を選んでみてください。

二次会会場の選び方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

内輪ノリになりすぎない余興やプログラムを組む

親族と友人が一緒に参加する二次会では、友人同士でしかわからないような内輪ネタにならないよう注意が必要です。

プログラムを考える際は、幅広い年代のゲストが楽しめるような、わかりやすく盛り上がれるものを選ぶと良いでしょう。

プロフィールムービーや豪華景品が当たるビンゴゲームなどは、誰でも楽しめる定番の演出です。

年配者に配慮してあえてなにもしない二次会という選択肢もあります。

全員が一体となって楽しめるようなプログラムを心がけることで、満足度の高い二次会にしましょう。

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事前に親族が参加することを伝えておく

二次会に招待する友人たちには、親族も参加することを事前に伝えておくと親切です。

友人の中には、二次会は同世代の仲間だけで盛り上がるものと考えている人もいるかもしれません。

事前に知らせておくことで、当日に年配のゲストがいて驚かせたり、気を使わせてしまったりすることを避けられます。

招待状に「当日は親族も参加する予定です」と一言書き添えるか、直接会って伝える際に話しておくと良いでしょう。

こうした少しの配慮が、ゲスト全員が心地良く過ごせる空間づくりにつながります。

途中退席もできるようにする

年配の親族や小さな子ども連れの親族を招待する場合には、途中退席できると伝えることで負担を軽くできます。

二次会は夜遅くまで続くことも多いため、時間や体調に合わせて帰れると親族は安心して参加できるでしょう。

パーティーの冒頭で司会者からアナウンスしてもらうのも良い方法です。

帰りのタクシーの手配など、必要に応じたサポートでおもてなししましょう。

会費制で開催する

結婚式の二次会は会費制で行われるのが一般的なので、親族が参加する場合でも会費制で開催しましょう。

会費制にすることで新郎新婦もゲストからもらう金額が明確になるため、自己負担額の予測が立てやすくなります。

親族は友人よりも多めにご祝儀を包むことが多いですが、カジュアルなパーティーでは会費制が一般的です。

ゲストに金銭的な負担をかけさせない心遣いからも、二次会でご祝儀制は採用されません。

二次会の会費をいくらに設定すればいいのかについては、こちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。

二次会に参加する親族の服装マナー

新郎新婦の親族として結婚式の二次会に参加する場合、どのような服装で参加するべきか聞かれることがあるかもしれません。

友人中心のパーティーが多いため、場の雰囲気に合わせた服装選びやマナーが気になる人も多いでしょう。

二次会に参加するときの状況に合わせて服装マナーを解説したので、これらを参考に回答してみてください。

披露宴から続けて参加する場合

結婚式の披露宴から続けて二次会に参加する場合、基本的には披露宴の服装のままで問題ありません。

特に、二次会の会場が披露宴と同じホテル内や、フォーマルなレストランである場合は、着替える必要はないでしょう。

一方で、二次会がカジュアルな雰囲気のカフェやバーで行われる場合は、少し服装を崩すことで場の雰囲気に合わせやすくなります。

ネクタイやジャケットを脱いだり、アクセサリーを少し変えるなど小さな工夫でその場に馴染むことが可能です。

披露宴後そのまま二次会に参加する場合の服装については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

二次会から参加する場合

二次会から参加する場合の服装は、会場の雰囲気に合わせることが最も重要です。

ホテルの宴会場や高級レストランであれば、男性はスーツ、女性はセミフォーマルな装いが適しています。

一方、カジュアルなレストランやカフェであれば、きれいめのスマートカジュアルが最適です。

披露宴でのドレスコードを参考に、少しカジュアルに崩した程度を目安にすると分かりやすいでしょう。

また、カジュアルな雰囲気にしたい場合は、招待状に「平服」や「カジュアルな服装」といったドレスコードを記載すればOKです。

二次会だけ参加する場合の服装マナーについて解説して記事もあるので、併せて参考にしてみてください。

挨拶やスピーチを行う場合

乾杯挨拶やスピーチなど、人前に立つことが事前に分かっている場合は少しかしこまった服装がぴったりです。

一般のゲストよりも少し格が高い服装を意識してもらうようにしましょう。

親族というだけでも友人とは一線を画す存在なので、服装のマナーはしっかりと守ってもらうと安心です。

まとめ：結婚式の二次会は親族も交えて楽しもう

結婚式の二次会に親族を招待する場合の注意点やマナーについて解説しました。

二次会のゲストは新郎新婦が自由に決められますが、全員が楽しめるような配慮は必須です。

新郎新婦とゲスト双方が思いやりを持つことで、親族も友人も一体となって楽しめる、心温まるパーティーになるでしょう。

結婚式の二次会に親族も招待する場合は、本記事も参考に全員が楽しめるパーティーにしてみてくださいね。