結婚式の後に親しい友人を集めて開催される「二次会」
中には二次会に参加したことがなく、結婚式の二次会がどんな感じなのかイメージが湧かないという人も多いのではないでしょうか?
結婚式の二次会は一生に一度のイベントなので、雰囲気や内容を知っておくと、主催側も参加側も安心できますよね。
「結婚式の二次会がどんな感じか知りたい」
「二次会の進行や幹事はどんなことをするのか知りたい」
この記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。
元ウェディングプランナーの筆者が、結婚式の二次会について詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式の二次会がどんな感じかイメージを膨らませて、一生に一度にふさわしい理想のパーティーにしましょう!
結婚式二次会の基本
結婚式の二次会とは、披露宴後に親しい友人だけを招いて行うアフターパーティーのこと。
披露宴とは違い、歓談をメインとしたパーティーなので、友人とゆっくり会話を楽しめるのが最大の魅力です。
また、演出内容に堅苦しい決まりがないので、歓談の間にもカジュアルに楽しめる演出を取り入れることが多いでしょう。
・クイズ大会
・サプライズケーキ
・コーラ早飲み対決
二次会で盛り上がる演出についてはこちらの記事でも解説しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7470/
結婚式二次会の基本について下記の3つの観点でご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 二次会を開催するメリット
ゲストとの時間をたくさん過ごしたい! という方は二次会も開催するのがおすすめです。
メリット1:ゲストとゆっくり会話ができる
二次会なら演出や入退場などに遮られることなく、ゲストとの歓談をメインに楽しむことができます。
結婚式当日は演出が多いため、どんなに工夫しても「もっとゲストとの歓談を楽しみたかった」と感じる新郎新婦がほとんど。
大切なゲストとゆっくり会話ができ、気兼ねない時間を過ごせるのは二次会ならではの魅力ですね。
メリット2:相手側の友人とも親交を深められる
相手側の友人と親交を深められるのも、二次会の魅力です。
二次会ではゲストの席が決まっていないことも多いので、自然とゲスト同士の距離も近づき、会話が弾みやすくなります。
新郎新婦という共通の話題で、お互いの友人が仲良くなってくれるのは嬉しいですよね。
メリット3:結婚式に比べて自由度が高い
二次会では進行や内容に制限がなく、自由度の高い時間を過ごすことができます。
演出だけでなく花嫁のドレスも自由なので、結婚式と違った雰囲気の衣装に着替えても良いでしょう。
また、クイズやビンゴなどカジュアルな演出が定番で、内容も自分たちで決めてOK。
自由に気兼ねなくゲストと過ごしたい新郎新婦には、二次会はピッタリです。
2. 二次会を開催するデメリット
結婚式に集中したい、手が回らないという方は慎重に検討しましょう。
デメリット1:会費がかかる
一般的に二次会は会費制で行われるため、結婚式と二次会に出席するゲストは、ご祝儀と会費の両方を負担しなければなりません。
ゲストに金銭的な負担をかけすぎないよう、二次会の会費設定には注意する必要があります。
二次会において7,000円以上の会費は高すぎるため、4,000円〜6,000円の間で設定するのがおすすめです。
デメリット2:ゲストの帰宅時間が遅くなる
二次会は、披露宴の1時間〜1時間半後にスタートすることが多いため、ゲストの帰宅時間が遅くなります。
特に、夕方の結婚式や日曜日に開催する場合には、時間やゲストの宿泊についても配慮が必要です。
開始時間が遅くなる場合は、駅から近い二次会会場を選ぶなど、ゲストが帰路につきやすい工夫をしましょう。
デメリット3:幹事の依頼や準備が必要
二次会では結婚式同様、事前準備が必要になります。
ただでさえ忙しい結婚式準備と並行して、二次会の準備をするのは大変ですよね。
そこで信頼できる友人に幹事をお願いし、二次会の準備や進行などを任せるケースが多くみられます。
しかし、幹事を依頼する場合でも、任せきりにするのはマナー違反。
あくまでも、自分たちが主催する結婚式の二次会ということを理解して、幹事と分担して準備を進めていきましょう。
3. 1.5次会や飲み会との違い
結婚式の二次会は親しい友人や同僚を招いて開催するという点で、普段の飲み会や1.5次会と類似するところがあります。
しかし、パーティーの内容や会費など大きく異なる特徴もあるので、ここではそれぞれの違いをみていきましょう。
▼1.5次会・二次会・飲み会の違い
1.5次会 | 二次会 | 飲み会 | |
特徴 | 自由度の高い 会費制の披露宴 |
披露宴後に開催される 友人とのパーティー |
普段の友人との集まり |
会費 | ¥15,000〜¥20,000 | ¥4,000〜¥6,000 | 特になし |
開催時間 | 2時間半 | 2時間 | 決まりがない |
演出 | しっかりとした演出 ケーキ入刀やスピーチなど |
カジュアルな演出 ビンゴやクイズ大会など |
演出などは行わない |
幹事の手配 | 不要 専属のプランナーがいる |
必要 友人や同僚に依頼 |
どちらでも可 |
披露宴後に開催される二次会は、1.5次会ほどフォーマルでなく、飲み会ほどくだけていない、カジュアルな雰囲気のパーティーといえます。
歓談の時間が充分にあることはもちろんですが、程よく演出が取り入れられているので、くだけすぎない一生に一度の特別感もありますよ。
二次会を成功させるためには
結婚式の二次会を成功させるためには、いくつかポイントがあります。
二次会だからといって気を抜いた準備では、ゲストに満足してもらうことができません。
ここでは、二次会準備で大切な4つのポイントをご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.どんな二次会にしたいか決める
まずは、どんな雰囲気の二次会にしたいか、イメージを決めておきましょう。
先述したとおり、二次会には演出などの制限がないため、どんな雰囲気の二次会にしたいか自分たちで決めることができます。
▼二次会の雰囲気アイデア
しっかり演出を行う二次会 | ・ビンゴやクイズなどのレクリエーションでイベントを行う ・幹事に司会を依頼してメリハリをつける |
料理をカジュアルに楽しむ二次会 | ・ビュッフェで動きのある二次会にする ・ソファ席などがある寛げるレストランで行う |
お酒を楽しんでラフに過ごす二次会 | ・ドリンクの種類が多いカフェやダイニングバーを貸し切る ・会話を楽しむため演出などはあえて何もしない |
ゲストが過ごしやすい二次会にするためにも、雰囲気やテーマを決めておくと良いでしょう。
2.二次会に合う会場を探す
結婚式の二次会は、ほとんどの場合が貸切で、披露宴会場からアクセスの良い場所で開催されます。
▼結婚式二次会に選ばれる場所
- レストラン
- ダイニングバー
- カフェ
- 式場内のバンケット(会場)
どんな場所においても、数十人のゲストを収容できる広さがあり、音響などの設備が整っていると良いでしょう。
フードよりもドリンクの種類が豊富な会場なら、披露宴で食事してきた後でも楽しめるので、二次会専用のコースが充実している会場がおすすめです。
会場の決め方に迷ったら以下の記事も参考になります。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3582/
3.幹事を頼むときは1人に任せない
二次会を成功させるには、幹事を1人に任せないようにしましょう。
二次会の幹事は、受付や二次会の進行に加えて、会場とのやりとりなども行うため1人では負担が大きい役割です。
ゲストに負担をかけすぎないためにも、幹事は2人以上のゲストにお願いしましょう。
また、幹事にも向き不向きがあるので、ゲストの性格も考慮して依頼することが大切です。
・職場の同僚
・人と話すのが得意なゲスト
二次会の幹事を頼む際はゲストの状況や性格を考慮して、2人以上に幹事をお願いするようにしましょう。
4.会費を正しく設定する
結婚式の二次会では、会費を設定することがほとんどです。
会費は料理やドリンクのコースにもよりますが、4,000円〜6,000円程度が一般的です。
7,000円以上の会費はゲストに高すぎると思われてしまうので、設定の際は注意しましょう。
会費の設定については以下の記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3197/
結婚式二次会の進行はどんな感じ?
ここからは結婚式二次会の進行がどんな感じか項目別にご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.挨拶
二次会がスタートするタイミングと、おひらきになるタイミングで新郎新婦はお礼の挨拶を行います。
きっちりしすぎず、ゲストと気兼ねなく過ごしたい旨や、二次会に来てくれたことへの感謝が伝わる挨拶をすると良いでしょう。
みなさま、本日は遠方から私たちの結婚式のためにお集まりいただきありがとうございました。
また、二次会にもご出席いただきありがとうございます。
先ほどの披露宴とは違って、二次会ではみなさまと気兼ねない時間を過ごしたいと思っておりますので、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。
それでは早速ですが乾杯させていただきたいと思います。
みなさまグラスをご準備ください。
それでは二次会も楽しんでいきましょう!乾杯!
みなさま、本日は遅いお時間まで二次会にご参加いただきありがとうございました。
みなさまのおかげで今日という特別な日を、最高の1日にすることができました。
今後も変わらず、みなさんと過ごす時間を大切にしていきたいと思っておりますので、これからもたくさん遊びに誘ってください。
それでは二次会をお開きとさせていただきます。
ありがとうございました。
2.歓談
二次会がスタートしてからは、ゲストとの歓談の時間が設けられます。
自由に席を移動したり、好きなタイミングで料理を取りに行ったり、気兼ねなく過ごすことができます。
先ほどの結婚式の感想の話や、久しぶりに会う友人との話で、とても二次会らしい時間になるでしょう。
新郎新婦の2人は積極的にゲストのテーブルに行き、全員と会話を楽しむことを心がけましょう。
3.演出
結婚式の二次会では、絶対に演出を入れなければいけないというルールはありません。
演出なしでも、演出ありでもどちらでもOKです。
演出ありの場合は、ビンゴやクイズ大会などが定番で、景品を用意するとゲストも盛り上がるでしょう。
演出なしの場合でも、ちょっとした工夫をすればゲストも楽しめる二次会にできますよ。
演出なしの二次会でもゲストを楽しませるコツはこちらから!
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7604/
4.送賓
二次会がおひらきになったら、披露宴と同様ゲストのお見送りを行います。
お見送りの際には、持ち運びやすいプチギフトを用意するとゲストに喜ばれるでしょう。
▼二次会におすすめのプチギフト
- 水
- ガム
- チョコレート
- ミンティア
必ず新郎新婦2人でお見送りをし、来てくれたゲストへしっかりと感謝を伝えましょう。
結婚式二次会の幹事は何をする?
ここからは結婚式二次会の幹事はどんなことをするのか、具体的にご紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.二次会の段取り
まずは新郎新婦と相談しながら、二次会の段取りを行います。
▼結婚式の二次会で決めること
- 会場探し
- 会場の予約
- 会場とのやりとり
- 会費や料理コース決め
- ゲストへの案内
- 演出決め
- 景品の有無
- 新郎新婦との打ち合わせ
二次会の段取りひとつにしても意外とやることが多く、結婚式準備と二次会準備を並行するのはかなり大変。
新郎新婦は「二次会の準備まで手が回らずゲストをおもてなしできなかった!」ということのないように、幹事を依頼すると良いでしょう。
2.当日の受付・誘導
二次会当日は幹事がゲストの受付や誘導を行います。
新郎新婦は披露宴後の着替えや食事などがあり、すぐに二次会会場に到着することができません。
そのため先に幹事が集まって、受付や会費の集計、ドリンクの準備など、二人の代わりに二次会を進める必要があります。
ダラダラした二次会にならないように、幹事がテキパキと仕切って進めていくことが大切です。
3.二次会演出の進行
二次会の演出内容によっては、幹事が進行を任されることもあります。
例えば、ビンゴなら新郎新婦が引いた数字を幹事が発表したり、クイズ大会なら問題文を読み上げたり、ゲストが一体となって盛り上がれる進行にするのがポイント。
新郎新婦にも話をふりながら進めると、ゲストも楽しめるので良いでしょう。
幹事の当日の仕事については以下の記事も参考になります。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/4022/
まとめ:理想の雰囲気で特別な日にふさわしい二次会を開催しよう!
いかがでしたか?
結婚式の二次会はどんな感じなのか、雰囲気や幹事の仕事を元プランナーが徹底解説していきました。
二次会は、ゲストとの歓談を楽しむ和気藹々とした雰囲気で、おもてなしや配慮など結婚式準備で行き届かないところは幹事と協力して開催すると良いでしょう。
「どんな感じで二次会を開催したら良いかわからない」
「二次会に参加しようか迷っている」
そんな人も、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてくださいね。
新郎新婦やゲストにとって理想的な雰囲気で、一生に一度にふさわしい二次会を開催しましょう!